【エッセイ】眼球くらい好きにさせて!
ついにワクチンを打った。
正直『どっちでもいい派』だった。病気を治すならまだしも、普通の健康体に皆何を入れたがっているのか。
賛否それぞれの意見も聞けば聞くほど胡散臭いし、サラリーマンなら社会圧があるだろうがフリーの身にそんなものない。
まぁそろそろ接種証明クーポンとやらを国が発行してくれるらしいので、それで安く旅に出れるならそれでいい。だから打った。
今もこれが正解だったなんて思っていない。
それなのに世の中のワクチン二回接種済み(エッヘン!)という風潮はなんだ。心底気持ち悪い。スター気取りか。
あれ、ちゃんと切れるからね。『スーパーマリオ』ってゲーム知ってる? なんなら怪しいキノコやお花畑も教えてやろうか?
自分が欲しいものを手にした人に「よかったね」の言葉は本当に響く。
だけど今回の僕の行動は違う。天邪鬼。
妖怪がついに人間に魂を売っただけ。
そんな僕はどうやら人間の身体をしているらしく、今の制度では死にかけたら他人に臓器を提供できるらしい。
オール○を付けた。
こういう時に聞こえてくる「本当にいいの?」。それこそ僕にとっては願ったり叶ったりだ。
僕の身体も思考もそこに無いのに、眼球だけ動いているなんて、とてもロマンティックじゃないか。
さすが人間界。
最高に文化的。
クスっと笑えたら100円!(笑)そんなおみくじみたいな言霊を発信していけたらと思っています。サポートいつでもお待ちしております。