【詩】 誕生日

一つ歳をとった。
言い訳が一つ減ったような感覚。

僕は
僕の追い求めた
大人に近づけているだろうか。

否。
日ごとに
自分の欠点を発掘するこの生活は
僕が望んでいた大人とは正反対だ。



僕は
23歳の帰路を歩いている

驚くほど変哲ない

その言葉の
軽い矛盾を僕は気に入って
右足が前に出る度に
唱え続けた。


『驚くほど変哲ない。』

次第に足どりは軽やかに。

『驚くほど変哲ない。』

今夜は妄想日和。

『驚くほど変哲ない』

18から始まった等速直線運動上

『驚くほど成長しないね。』

自分を傷つける為なら
僕の言葉は飛躍する


23になった。
まだ24になってないのが救いだな。と思った。

そんな誕生日。



誕生日に書いた詩です。
誕生日は終電ギリまで仕事でした。
素敵なプレゼントですね。当然、残業代は出ないです。
おまけに翌日から徹夜の日々!!!

クソです。クソ。

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