ラジオ体操のススメ
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、外出自粛要請が出されていいます。
家にいる時間が長くなれば、運動不足になりやすいですし、ストレスもたまります。
身体を動かすことは気分転換にもなるので、定期的に行いたいところです。
そこで自宅でもできる運動として是非お勧めしたいのが、ラジオ体操です!
みんなが知っているラジオ体操
ラジオ体操のすごいところの一つは、その認知度の高さです。
老若男女、多くの人があのラジオ体操の音楽を聴くと自然と身体が動きます。
正しくできるかと言われると自信はなくても、大体こんな感じだよなくらいは、皆さん結構できます。
いつ、だれに教わったんだろうと考えてみましたが、???
思い出せませんが、小学生の時にはなんとなくできました。
クレプトマニア(窃盗症)治療のために入院していた時、毎朝体育館でラジオ体操が行われていました。
誰かが見本をやるわけではないのですが、ラジオ体操の音楽が流れるとみんなそれなりにできるんです。
日本人にとっては、小さいころからなじんでいて当たり前のような感覚かもしれませんが、おそらく他国の人から見たら結構不思議な光景だと思います。
中学生の時の思い出
わたしのラジオ体操の一番の思い出は、中学生のときの体育の授業です。
中学の時の体育の先生は、日本体育大学出身の先生でした。
とても「体育」が好きな先生で、教育のための運動を指導するという感じでした。
毎年進級すると、最初の体育の授業でラジオ体操をやります。
といっても、準備体操というレベルではありません。
なぜなら、ラジオ体操を6月に行われる体育祭で「集団体操」という演技種目として行うためです。
「動きの揃ったラジオ体操を集団で行うと、美しい演技になる」、それを目指して授業が行われました。
実技指導もとても細かいんです。
「この動きは左から」などという基本的なところから、「しっかりと肘を伸ばす」、「腕を振り、しっかりと止める」、「視線はこちら」など、細部にわたります。
ただの体操ではなく「演技」という感じで、きびきびとした動きの美しさが求められました。
1学期の実技試験科目になるので、生徒たちも必死です。
真面目にラジオ体操をやると、かなり疲れます。
1年生の時は、体育祭までのほとんどの体育の時間をラジオ体操に費やしていたように記憶しています。
ラジオ体操は結構ハード
ラジオ体操は全身運動、ちゃんとやるとかなり疲れます。
中学のラジオ体操の授業の後には、みんな筋肉痛になっていました。
野球部やサッカー部に所属する、毎日それなりに運動している人でも筋肉痛になっていました。
普段あまり使わない筋肉を使っているということも影響していると思います。
きっちりやれば、それなりの強度の運動になりますが、動き自体はそこまで難しくないので年配の方でも気軽に行える、それがラジオ体操のすごいところです。
最近、NHKで放送されているラジオ体操では椅子に座ったモデルさんもいますよね。
椅子に座ってなら、安全にできるという方も多いと思います。
夏休みのラジオ体操が減っている…
わたしが小学生の頃は、夏休みになると毎日のようにラジオ体操がありました。
やらないのはお盆休みの期間くらいだったと記憶しています。
首からスタンプカードを下げて、眠い目をこすりながら小学校に集まります。
そして、決してかわいいとは言えないスタンプを押してもらうんです。
ラジオ体操をすることではなく、スタンプを押してもらうことが目的という感じ。
夏休みの最後の日にはスタンプカードを見せて、ノートや鉛筆をもらいました。
たくさんスタンプを押されたカードを持っている子はどこか誇らしげでした。
それが最近は、やっても5日間くらいなんですね。
参加率もあまり高くないみたいです。
ラジオ体操離れが進んでいるのかもしれません…。
もっとテレビで流してほしい
このご時世、なるべく家で過ごすように呼びかけられていて、運動不足が懸念されます。
特に高齢者では運動不足が、身体の機能低下を引き起こす「生活不活発病」になることが心配です。
その対策として、ラジオ体操はとっても有効だと思います。
なので1日に2回・3回と、もっとテレビでラジオ体操を放送してほしいです。
ラジオ体操の音楽が流れると、なんとなく勝手に身体が動くという人も多いと思うんです。
家で過ごすように呼びかけていて、一方で運動不足が心配というならその対策として、テレビなどで定期的にラジオ体操を放送するのは結構効果的なのではないかと考えます。
長期戦になることを考えて
今回の騒動はウイルス感染という直接的なものだけでなく、運動量が減ることや精神的な影響によって健康を損なう可能性があると思います。
そのような影響を少しでも減らすために、長期戦になることを視野に入れての対策が必要なんだろうなと感じる日々です。
2019年12月より、クレプトマニア当事者によるホームページを運営しています。
よろしくお願いします!
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