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湘南と暮らしと。/「合理と便利は幸せを生まない」のか。息子の弁当作りで決意したこと。

「合理と便利は幸せを生まない」
という言葉を聞いた。
(出どこを覚えてないので、詳細不明)

え!?
日々多忙な時間を過ごしていると、
合理と便利って藁にもすがる思いで頼りたい、、、というのが正直なところ。
だって、忙しい家事をラク~にしてくれたり、時短して、空いた時間を生み出してくれるのではないのか?
そこで捻出できた時間で自分時間を過ごせたりして、幸せな時間が訪れるのでは?と単純に思うのは私だけではないはず。

今回は合理と便利について考えてみる


1,暮らしの中の合理と便利

「合理と便利は幸せを生まない」
という言葉に衝撃を受けつつ、なんとなく意味も分かったりするのです。

だって、便利グッズと呼ばれるものが世の中大量にあふれているけど、幸せが世の中にあふれている実感はあまりないから。。

便利グッズに振り回されてる感も感じられる。
便利なお掃除ロボットを採用して、「ロボットが掃除してくれるからラッキー♪」なんて思うのは束の間。
まずは、充電ができるお掃除ロボットの居場所決めからつまずく。
そして、起動するためには床には物を置けず、ダイニングチェアを机の上にあげなくてはならないし、結構準備が必要。
そうして掃除をしてもらうけど、かゆいところには手が届かず、テレビ裏の配線などは、改めて掃除をしなければならず。
そして、ゴミがたまれば取り出さなければならないし、たまには手入れもしないとならない。
使っていれば故障することだってある。
結構やることあるのね、、、と思ってしまう。
(そーいうわけで、我が家にはお掃除ロボットは無し)

逆に、人間がモノに振り回されてる感の方を感じたりする。
何か買うために、お金が必要になり、何が一番いいのかと情報をあさりまくる、そして少しでも安く買うためにあれこれ調べる、といったこともそう。

世の中、収納グッズを買って解決しようとする方が結構多いことに驚く。
「これがあったら家が片付きそう♪」と思うのだけど、結局は家のモノが増えてしまっただけになりがち。
ちなみに、片付けサービスで不要になるものの多くは、収納グッズというからなんとも皮肉。。

やはり合理と便利は幸せを生まないのは、あながち嘘でもない。
となると、合理と便利は何のためにあるんだ?

2,幸せの種とは

合理的で便利なことが増えると、時間が生み出されゆとりが増え、幸せがふえる、、、それって幻想なのか。

じゃ、どんなことに幸せを感じるだろ?私。
もちろんいろんな便利グッズに頼れば楽になることはたくさんある。
洗濯機だってそう。
今更洗濯物を手洗いするなんて到底出来そうもない、、。
けど、乾燥機付きのドラム式って好きじゃないんだよなー、って思ってる。
やっぱり太陽の陽で乾いた方が圧倒的に気持ちがいいし、殺菌にもなる。
出費を考えてもそう。
乾燥機を使うと、電気代もかかるし、ふろ水をためておくことができないのも、水がもったいなく感じる。
そして本体が圧倒的に高い!

というか、洗濯物を干すのってそれほどイヤではないのよね。。

そう、便利さが正義!ではなく、自分の楽しみや幸福度につながることはやるよね、っていうことです。

3,心が宿るところに幸せがある

自分でラインを知っていることが大切だな、と思うのです。

まさに先日、そんなことを実感する出来事があったのです。

我が息子の中学校は給食がなく、弁当なんです(涙)。
夫と順番に担当しているとはいえ、弁当当番の日は気が重いのです。
朝は4時台に起きなきゃだけど、起きれるのだろうか!?と緊張して寝床に入るほど。

そんなある日、登校時間にコンビニに入ったところ、
息子と同じ中学の子が入ってきて、
大して選ぶ風でもなく、サッとおにぎりを2つ取ってレジに向かったのです。

え!?お弁当がないのか。。

この子はいつもこうしてコンビニで買って登校しているのか、今日だけたまたま弁当が間に合わず、「ごめん、今日はコンビニで買って学校行ってー」ってお母さんに言われたのか。
その子の家庭に何があったのかはわからない。
けれども、私がまず感じたのは、
「弁当を作らないという選択があるんだ」
ということ。
「弁当を作らないといけない」と思っていたけど、そうではなかった衝撃。
それを知って、その後作らなくなった。
わけではなく(笑)、その選択肢があっても、私は作ろうと思ったのです。
楽しいお昼ごはんの時間にしてほしい(本人が楽しいかどうかは不明)し、手作りのモノを食べてほしいから。
むしろ弁当作りを全うしようと誓ったのです。

夜になって、息子にあれこれ聞いてみると、コンビニのおにぎりを持っている子はたまーにいるらしい。
そうだよね、毎日作れない家庭もあるし、寝坊しちゃう日もあるし。
さらには自分で作ってる、という強者もいるみたい。


夫とは、毎朝作った弁当をLINEアルバムに残しています

結論。
もちろん、合理と便利に頼りたくなるのは確か。
けれども、自分の心は大切にしたいなと。
何でもかんでも頼ってしまって、楽チン~♪なんて、のんびりしているところには幸せはやってこない。
心が宿るところは、しっかり心を込めることをしたいなと。
その、心が宿るところにしっかり心を込めるために、その他の事は合理と便利に頼りたいなーと思った今日この頃です。

心の宿るところは人それぞれ。
大切にしてくださいね。

つづく

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