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初めて学ランを着て学校へ行った日。

と言ってもまだ春休みなのだが。
今日は部活ついでに、先生に学ランを購入した報告をしに行った。(購入までの話はまた今度)

明日から新学期が始まるので、友達や生徒に見られるのは明日。ドキドキ(O.O;) (o。O;)

初めましての方に少し自己紹介。
俺の名前はユウくん。LGBTのT(トランスジェンダー)に該当する性的マイノリティというやつだ。
FtMまたはトランス男性と呼ばれる。
まぁ、簡単に言えば心は男で身体は女。

そんな俺が今日、初めて男子制服である学ランを着て学校へ行った。
前日までドキドキが止まらなかった。
やっと"女子"というレッテルが剥がれるかもしれないという期待。そして周りの反応が気になって仕方なかった。
正直、めちゃくちゃ怖かった。
だけどようやく手に入れた権利を無駄にはしたくない。誇りを持とう、と迎えた朝。

自転車に乗って学校へ向かう。その間もずっとソワソワして落ち着かなかった。

学校で初めに会ったのは、今日一緒に部活をする約束をしていた後輩。
その後輩は、新年度から学ランを着ることを知っていたため特にびっくりした反応はなかった。

教室の鍵を取りに職員室へ向かった。
それまで、学校の先生達はもう俺が学ランを着ることを知っているとばかり思っていた。

でも、そうじゃなかった。

職員室に入った時、大抵の先生は「え?」というような表情をしていた。俺はびっくりして
「失礼します」の声が小さくなってしまった。(顧問に注意されましたw)
結果、誰にも何も問われなかったが、視線だけが痛かった。

担任に学ランを購入したことを報告した時、担任と校長先生以外誰も俺が学ランを着ることを知らなかったことを知った。
「え、そうなんですね。」
と俺が言うと、
「だって言えないじゃん。」
と言われた。

どうして?俺は自分の性自認を隠している訳では無い。だからアウティングにはならないはずだが...
頭に"?"が浮かんでいた。

担任はよく、生徒に変な目で見られたり、白い指を指されたりするのが心配だと言っていた。
生徒に変な目で見られるのは心配するくせに、先生達から変な目で見られるのはなんとも思わないんだなぁと思った。いや、何も言えないのかな。同じ学校の教員なのにかなり壁を感じる。

その後、生徒指導の先生が来た。
担任が生徒指導の先生には知ってもらっていた方がいいだろうということで初めて顔を合わせた。
担任は
「これからユウさんは男子の制服を着て学校へ来ます。」
とだけ伝えた。
(...はっきりFtMだって言ってもらっていいんだけどなぁ)

話したのは、俺の風紀検査の扱いについてだった。
これまでは女子の風紀ルールに従っていたが、これからどうしたいか?ということを聞かれるまでだった。
「男子の方に従います。」
と俺は言った。
だけど
「風紀検査の時は男子と混ざるのか、女子の1番後ろに付いて検査を受けるのか、そういう細かいことをこれから決めるね。」
と言われて話は終了。

また、体育は男子と一緒に受けていいのかなども今後体育の先生と話し合って決めるらしい。

俺、相談したの2月だったんだけどなぁ。
なんなら1年の頃からカミングアウトしてたんだけど...
かなり先延ばしされてる気がするけど、新入生も入るし忙しいからなのか?
と疑問を抱きつつ全ての話は終了。

学校側に、制服も含め今後の俺の扱いについて聞かれる時、いつも言葉に詰まってしまう。
端的に「あなたはどうしたいの?」と聞かれた時、『〜して欲しい』と答えなければならないのは分かってる。だけどその答えを否定されたら...と考えると言葉が詰まる。
これは甘えなのだろうか?理解してもらえるのかいつも不安で、否定されるのが怖い。

だけどそれでは変われない。俺も周りも。

生徒指導の先生にも言われたけど、カミングアウトをして、診断書を出したのは俺が初めてだそう。(診断書の話はまた今度)

これまで同じように性に悩んできた人たちは絶対にいるはず。俺の学校は男女分けがかなり多いし厳しい。(噂では昔、男女交際禁止の時代があったとかなんとか...)

俺が先駆者になって、これからの後輩に勇気を渡せるのなら...と思ってー歩先をこれからも歩く。
俺がモデルとなって、先生達にも性的マイノリティという存在を認知して欲しい。みんなが公正に、平等に扱って貰えるように。
...というような意見を言えるように成績もあげたし、校則もきっちり守ってきた。俺偉い!

明日、クラスメイトや生徒からの反応について書こうかなと思います!

--------キリトリ線--------
初めてのnoteで、日本語おかしかったと思います。また、初めましての方は色々話が途中からすぎて分からないところも多々あると思います。これからゆっくりと書いていく予定です。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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