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旨み最強麻婆

8月31日。
特別感のあるこの響きが好きだ。

ひとつの節目である今日この日に、麻婆豆腐と出会ってからの流れを一度振り返ってみたいと思う。

5月頭に、ひょんなことから
東高円寺 SEN YO
に行き、そのシビ、辛、おいしさに感動した。

そこから月日は立ち、7月末の某日、
とつぜん麻婆豆腐が食べたくなり、
渋谷 兆楽
で安定の麻婆豆腐を食べた。

翌日、安定も良いけど痺れたい…と思い
やや不完全燃焼だったところを、
旅先で見かけた四川麻婆豆腐の店
福島駅 石林
でシビ辛麻婆。

翌週の8月、もっともっと痺れたい…となり、
渋谷 小肥羊
でシビ辛麻婆。

しばらくして、香港映画を観たあとに、
中華で飲みたい…となり、
有楽町 台北餃子 次々
に入り、ホルモン麻婆豆腐の存在に気づき、
やや安定麻婆。

その後、お腹がぺこぺこだった日、
麻婆豆腐でおもいっきりごはんをかきこみたい!
という衝動にかられ、
吉祥寺 チーナテリヤハナヤ
でシビ辛麻婆。

ほとんど1ヶ月のあいだにしては、
そしていままで敬遠してきた料理にしては、
けっこう食べてきたと思う。

そして昨日…
最強の"旨み"最強な麻婆に出会った。

渋谷 月世界

飲みに行くことになり、麻婆豆腐が食べたい!!!と主張すると、
ここ美味しいらしいよ、と教えてもらい、こちらに行くことにした。

事前に下調べをし、たしかにものすごくおいしそう…だが…ものすごく辛そうに見えるメニューがたくさんあって、大丈夫か…?とじゃっかん不安になったが、美味しいと噂の麻婆豆腐は食べないわけにいかない…!!!

渋谷のあやしげな路地にある店を訪れると、
"本日は予約のお客様以外入れません"的ニュアンスの貼り紙がドアに貼ってあり、
(予約!!!してます!!!)
と内心でドヤ顔をしながら入店。

店に入った瞬間に、"シビ"の予感しかしないものすごーーーく良い香りがしてさらにテンションが上がる。

まずは"排毒酒"(デトックスハイ)で乾杯することにする。多種の薬膳スパイスをジンに浸けたお酒だそうで、薬膳の強い味がした。黒い見た目もあいまって、これからあぶらをとりまくる心持ちでいる自分の罪悪感を帳消しにしてくれる。

排毒酒
ピータン

ぴーたんだいすき女なのだが、ここのピータンは宝石みたいにキラキラと透き通っていてテンションが上がる。味自体も良い意味で独特の風味がうすく、とても食べやすかった。

そして麻婆豆腐に次ぐこの日のメインが到着。

よだれ鶏

見た目からもただならぬ雰囲気を発しているが、
このよだれ鶏がこの店のテッパンらしかったので(事前調べ)、メニューにある【シビ】【大辛】の文字に怯えながらも魅力に抗えず、たのんだのだが…

ものすごーーーーくシビ!で鶏肉はやわらかく、シビだし、辛いのだがしっかり旨みもあり…
最強だった。【大辛】にびびったものの、激辛で食べるのをためらうというほどではない、ちょうどいい辛さ。

干し貝柱餃子と黄ニラ焼売

おいしそうだね〜となんとなく頼んだ点心、
もちろん黄ニラ焼売もとてもおいしかったのだが、
干し貝柱餃子のうまみがあんまりにも凄くて、仰天してしまった。

そしてお待ちかねの麻婆豆腐。

麻婆豆腐

これは…完全に"旨み"の麻婆豆腐だった。
ぜんぜん辛くない。
もちろん悪い意味でなく。
シビ感もありつつ、でもいちばん強く感じたのはうまみだった。
豆のかたちの残った黒豆味噌(豆豉/トウチ と言うのだそう)が入っていてそれがまたよい。

デトックスハイのあとは赤ワインと一緒に食べていたのだが、
ライス…いっちゃう???
という気分に何度かさせられた。
なんとか踏みとどまったけれど、ごはんと食べてもぜったいに最強に…おいしい麻婆豆腐だった。

記録

渋谷駅 月世界
夜飲み2人利用

麻婆豆腐

旨み ◎
シビ ◯
辛さ 辛くない(と感じたが、メニューには"辛"の文字があったのでよだれ鶏で感覚が麻痺していただけかも)

シビに飢えがちな私からすると、シビを強く感じたいときは麻婆豆腐よりもよだれ鶏がいいかもしれない。
もちろん今後もどちらも食べたい。

あとこちらは火鍋がメインのお店のようだったので、次も絶対に来ようと誓い、終盤は食べながら、次に来たときになにを頼むかを真剣に話しあった。

本当に、はやいうちにまた来たい。
とてもおすすめです。

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