ちぎれた鎖と光の切れ端 第一部
※内容に関する表記あり。
たまに放り込む本の話題。
昨日買ったんですよ。
で、今日の午前に仕事の隙間に読み始め、午後帰宅してから夕方まで読み続けてようやく第1部を読了。
ノンストップ。ひたすら読み続け、確認のために何度か前に戻ったりしつつ、娘に話しかけられても生返事。夕飯はドミノピザ。
そして、まだ第2部が残っているというこの楽しみ!
前作、「此の世の果ての殺人」もそうだったけれど、物語世界へ読者を惹き込む力の凄さ。
作者のデビュー作である、「此の世の果ての殺人」は帯に書かれているあらすじだけで、もう読みたくなる。読み始めたらやはり止まらず、その日のうちに読了。
わたしはミステリー小説は読んだことがなかった。
しかし、これは読まねばならぬ作品だったのです。
主人公のはるちゃんが、作者本人に思えて仕方なかったんですわ。似てるなぁって。そして、あのラストのあと、あの世界の地球がどうなったのか教えてほしいんよ!!
話の筋はそれたが、2作目である本作は(まだ半分しか読めてないけど)ミステリー作品として、しっかりその基礎をとらえた構成であると感じられたのです。
前作のような突拍子もない世界設定ではないものの、読ませる力がすごい!止めることができない。なんとなく犯人はこいつ、というのはじわじわわかるけども(前作を読んでいると特に)明かされていく内容が「そういうこと⁈」って複数回衝撃を受けるんですよ。
どちらの作品も、大きく言うと人間に対する、人間の持つ愚かさへの一種の呆れとか諦めとか、誰しもが持ってしまうかもしれない狂気を描きつつ、でも誰かとのつながりはかけがえのない大切なものであって、人とか生きることに対してはすごく前向きに捉えてて、希望を抱いていることが伝わってきました。(一文が長くて嫌だけど長くせざるをえない)
あのコテージ実在するなら行ってみたい…。
昔から憧れていたんですよ、孤島の海に浮かぶコテージ。年寄りになる前に行ってみたい。泳げないので海に入るのは嫌だけど、海という場所に対する憧れは強いのです。
まだ第2部を読んでないんだけど、半分読んだところでテンション上がったので書いておきたかったんですわ。今夜は長い夜になりそうだぜ…。
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