お祝いされた話。
さて、前回の記事の続きです。(書いていたら一ヶ月経ってました。苦笑)
思わせぶりなラストで終わったわけですが、結論から書くと、TRPGのシナリオの結末が、そのまま私の誕生日祝いドッキリにつながっていた、という話です。
何が起きたか、という話に入っていく前に、まずディテールを描写しなければならないでしょう。
そもそも前回の記事の時点で描写不足でした。苦笑
前回の記事はあくまでも「TRPGについて」が主題で、文体を見てもらえば分かる通り「読んでほしい」という意欲が低めな記事でしたので。。。笑
さて、かなでももこというアーティストがいます。
私との関係性に関しては、この辺りの記事や、
この辺りの記事を読んでもらえればご理解いただけると思います。
かなでももこはファンとの絆を大切にするアーティストで、毎月小規模のファンイベントを開催しています。
レンタルオフィスを借りて、ファンの方のおすすめゲームなどを一緒にプレイする、という趣旨で、半分ユニットのような感じで活動しているので私も顔を出すことが多いのですが、御本人のキャラクタのおかげもあり毎回アットホームな空間で、参加されているファンの方々の満足度も高かろうと思います。
さて、そのイベントで、数ヶ月前からTRPGをやり始めました。
そのあたりの行に関しては冒頭で引用した前回の記事を参照していただければと思うのですが、今回もまぁ、特に前回までと変わらぬ流れで、自然とシナリオが始まりました。
参加者はキーパ含め7名、これはTRPGとしてはまぁまぁ大所帯なのではないかしら。
今回は「自分たちのせいで復活してしまった邪神(前回バッドエンドでした)によって海に沈められたプレイヤたちが海底世界に迷い込み、たくさんの魚を供物として捧げることで再度邪神を封印し、現実世界に戻ってくる」というシナリオでした。
前回からの続きシナリオです。
さて。
既述の通り、このシナリオは、私の誕生日祝いのイベントの一部に組み込まれたものでした。
今、思い返せば。
「邪神への生贄がお魚でいいのか」
という時点で怪しかったはずですし、海底世界の住人からの
「封印してくれたお礼にお前たちにも魚を分けてやろう」
という報酬だって、どうにも怪しかったはずなのです。
今、思い返せば。
そして、シナリオのラスト、ロールプレイをしている(製作したキャラになりきっている)はずの我々が帰ってきたのは、なぜか現実のファンイベント開催会場でした。
80歳のおじいさんのロールプレイをしている私が帰還する場所として相応しくありません。
今、思い返せば。
そう、ちょっとずつなんだか怪しかったはずなのです。
私は、、、正直何かしらの仕込みはしてあると思っていましたが(ファンイベントでの誕生日お祝いも三年目なので)、まさかTRPGのシナリオがそのまま現実とリンクしてくるとは思ってもみなかった。
毎年色々とドッキリを仕掛けられるのですが、今回も見事に思う壺でした。
シナリオの終わりにこの絵が提示されるまで、ただただTRPGを楽しんでいただけでした。
こちらの絵は、一緒にTRPGを楽しんでいた
kuroriasユカリさん
が描いてくださってました。
なんなら、この日のシナリオで使用されていた画像は全部ユカリさん作画でした。
そう。
何枚か、シナリオ内のシーンを描いた絵が提示されていたのですが、鈍感力MAXの私は、
「はぁぁ、フリー素材見つけてくるの上手だなぁ」
くらいに思っていました。
失礼なやつですね、すみません。汗
そんなわけで、目の前に提示された情報量に消化不良を起こしている状態から、もはやシナリオクリアの喜びに浸る間もなく、怒涛のお祝いモードに突入したわけです。
一旦ここで、過去のお祝い会がどんな感じだったのかをおさらいします。
2年前は、私が自らケーキ屋さんにケーキを取りに行くことになり(自分のお祝い用だとは知らされていませんでした、気付いてはいたけど)、受け取って会場(今年と同じレンタルオフィス)に入った途端にクラッカーがなり、時間差でサプライズゲストの暁氏がロッカーから飛び出してくるという形で、ロッカーから飛び出してきた暁氏のせいで心臓が止まるかと思いました。
昨年は珈琲豆屋さんを始めた年でもあり、実は焙煎仲間でもあるチームkuroriasとの出会いもありで、温かくお祝いして頂きました。
この時は、kuroriasのお二人がケーキを運んできてくださいました。
ロッカーから暁氏は飛び出してきませんでした。
こんな感じで、毎年素敵なケーキでお祝いして下さるのですが、今年は、私もkuroriasのお二人も着席しているので、
①もう既に会場内にケーキがある
②まだ見ぬ運び屋がやってくる
③今年はケーキなし
という三択が頭の中に浮かびました。
しかしまぁ、何よりもケーキサプライズを仕掛けることを楽しみにしているかなで先生が、ケーキなしという選択を採るとは思えない。
①か②だろうな、と思いました。
さて、では今一度、シナリオクリア時に披露されたお祝いの絵をご覧下さい。
TRPGをやっていたのは7人。
描かれているのは、私を含め9人です。
2人多い。
これは②の可能性待ったなし、と思いました。
なんて。
実際にはこんな回りくどい思考が巡ったわけではなく、私は絵を見た瞬間、この場にいない人物が描かれていることに秒で気づいてしまいました。
だって、あまりにそっくりなんだ
もの。
右端に描かれている男。
そう、884です。
私が制作したかなでももこ楽曲のほとんどでギターをRECしてくれている、e:choのギタリスト、884。
なんだ、お前来るのか??
お前とは明日(この日の翌日)飯を食いに行く約束をしていたじゃないか。
どういうことだ。
なんて、プライベートの予定まで頭の中を駆け巡っている最中、インタフォンが鳴りました。
立て続けに、2回。
もう、どう考えても、絵の中にだけいる2人が現れるのは確定でした。
1人は間違いない。
もう1人は、ちょっとパッとは分かりませんでした。
でもたぶん2人来る。
誰だろう、誰だろうと考えていたら、
あやのすけさんでした。
かなでももこのマスコットキャラクタ「よだれぐま」の作画でお馴染み、かなでももこお抱えの絵師さんです。
よく打ち合わせ等でご一緒しますが、まさかお祝いに駆けつけて下さるとは……!
そしてもちろん、884も登場です。
デカい箱を持って。
そうか、今年はお前がケーキの運び屋だったのか。
しかしなんだ。
デカいな。
(箱の写真があれば良かったのですが、すっかり忘れました)
例年は参加人数が5〜6人だったのですが、今年は9人もいたので、どうやら一回り大きいようでした。
全員着席し、さぁ、御開帳、、、というところで、キーパを努めてくれたファンの方からストップが。
「Y.O.U.さん、開ける前にさっきの絵をよく見てください」
絵をよく見てください?
さっきから見てますよ、私が死ぬほど可愛いです。←
「ケーキを見てください」
けぇき???
けぇき。
…………。
うぉ??
魚!!!
さかなだーーー!?
このケーキ、トッピングが魚!
え、え?
「さっきシナリオクリアしたとき、お土産にお魚をもらいましたよね?」
……もらいましたね。
え、嘘でしょ、そういうこと?
「では、ケーキを取り出してください」
開かれるケーキの箱。
果たして飛び出してきたのは。
Wow, it's sushi !!!
なんだこれはー!!??
ケー……キ、なんだけれども!
これは、巨大な寿司!!
S.U.S.H.I !!!!!
オラ、おったまげただ!(not悟空、butチチ)
こんなケーキあるんですね。
店名を見たら、どうやら銀座のお店から運んできてくれたようです。
え、ここ○谷なんだけど。
884、銀座からこれ運んできてくれたの???
オラ、、、おったまげただ。。。
こんな感じで始まった(実はずっと始まっていた)、今年のお誕生会。
今年も情報量に圧倒されているうちに、いつの間にかケーキは食べ尽くされておりました。笑
ファンの男の子たち、流石によく食べますね!!
と。
大事なことを書いておかないと!
この日、キーパとしてシナリオ作成から進行、果てはサプライズの誘導まで巧みにこなしてくれたよだれ組(かなでももこファンの総称です)の一員、すっともさん。
なんと、彼もまた、私と同日がお誕生日なのです!!
自分の誕生日にここまで色々やってくれるなんて、君はなんだ、聖者なのか??
感謝してもしきれません、本当にどうもありがとう。
もちろん、毎回色々と工夫を凝らしてくれるかなで大先生始め、この場にいてくれた全員に、海の底から感謝を述べました。(シナリオ的には帰還済みだけど)
ここから一年、また釈迦力で頑張ります!
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