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3歳まで甘いものなし…どうやったらできる?①(全3回)【おやつ】

味覚形成やむし歯予防の観点からは、「甘い物は3歳を過ぎてから」がおすすめです。

しかし、「3歳まで甘い物をあげないなんて……無理!」と思うかもしれません。

甘い物をあげずに3歳までを乗り切ったパパママは、どうやって甘いものなしの生活を守ったのでしょうか?🤔

第1回は「どんな時におやつがほしくなるのか」というところから考えてみたいと思います。

「おやつが欲しい」気持ちをコントロールする

すでに”お菓子”をおやつとして食べてしまった、あるいはおやつ(お菓子)ばかり欲しがる状況がなかなか打破できない…。そんな時の対策です。

🌞家から出て外で遊ぶ

家にいると、子どもの「お腹が空いた」という訴えが多くなる傾向があります。大人も、ずっと家にいると何かをつまんでしまう…ということがありますよね。

そんな時は思い切って、家のことを後回しにしてでも外に出てみましょう

外で過ごすと何がいいかというと、
食べること以外のことに気持ちが向けられるので、我慢することなくおやつを減らすことができることです。

どこまでも行くぞー!

また、外でたくさん遊んでお腹を空かせて帰ってきての食事は、びっくりするほどよく食べるものです。
ご飯から十分に栄養がとれれば、補食は必要ありません🙆

「子どもがご飯を食べてくれない」と悩んでいる場合、空腹をつくることがよい食習慣のサイクルが回りだすきっかけになることもありますよ✨

🌞夕食待ちは「夕食の先取り」を

親の仕事の都合などでどうしても夕食が遅くなってしまい、おやつをあげて間を持たせることがあるかもしれません。ただ、このタイミングでお菓子を食べてしまうと食事が進まなくなりがちです🤔

そこで、こんなふうにしてみるのはいかがでしょうか。

①おにぎりや食パンなど、すぐに出せるものを出す
②夕食に出すきゅうりやトマトなどの野菜を補食として先に出す

①については冷凍ストックを作っておくとチン、あるいはトーストするだけで出せるので簡単です。
「すぐにご飯ができるから、先に出すものから食べて待っていてね」と伝えましょう。

お手伝いしながらつまみ食い😁

夕食待ちの時間=「おやつの時間」とはせず、「夕食を先取りする」内容にするのがポイントです。

🌞家に買い置きをしない

おやつのコントロールにおいて、買い置きをしないことは重要です。
家にあると「あるから」「もったいないから」「自分しか食べる人がいないから」など、理由があとからついてきて、つい食べてしまいます。

子どもがいる環境でも同じで、「あるとついあげてしまう」「あることを子どもが知っているので、欲しがってごねる」ということが起こります。

食べる時に食べる分だけ買いましょう

お菓子の買い置きがある状態で「自分だけがもらえない」という状況では、コントロールは難しくなりますが、家に無ければ「ほら、ないよ」とお菓子置き場を見せれば、子どもも素直に諦めがつきますね😀

大人に買い置きしてしまう習慣がある場合、子育て期こそ見直しのチャンスです! 買い置きする食品の種類を子どもの成長にもよいものや、防災・備蓄の視点を入れたものへとアップデートしてみるのはいかがでしょうか💡

まとめ

今回は本人の「おやつが欲しい」欲求をコントロールする方法をお伝えしました。食事をしっかり食べられる状況(空腹)を作ることが鍵とも言えますね!

「どんな時におやつがほしくなるのか」を家族みんなで考えると、大人がおやつをとるタイミングも減ります。結果として、増えた体重が戻ったり、口腔環境が良くなるなど、嬉しい変化もあるかもしれませんね🤗

次回は「お付き合いの中での甘い物」の対策をお伝えします。

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この文章を書いたのは、管理栄養士・もりこでした🌻
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参考文献
・丸森英史「ママになった歯科医師・歯科衛生士・管理栄養士が伝えたい!
食育とむし歯予防の本」医歯薬出版.2018

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