岩波文庫100冊チャレンジ【創世記】
チャレンジ15冊目、旧約聖書「創世記」
青シリーズを昔、昔へ遡って、ついに天地創造へ。
読みやすく、且つ面白いので一気に読める。
何となく聞いたことのある言葉や人物がよく分かって、
一度は読んでおくと良いなぁと思った。
旧約聖書は創世記に始まり、
出エジプト記、レビ記、民数記、申命記(モーセ五書)
+ヨシュア記(モーセ六書)で構成・・続きがあったのね・・
創世記にはモーセが出て来ないので、絶対続きが読みたい。
また探してこよう。
本編、創世記に出てくる物語はざっとこう。
以下、おさらいしたい人向けです。
◇天地創造
・1日目、天地創造、光あれ→7日目は休み
・ヤハウェ神
・土から男を造り、男の肋骨から女を造った(アダムとイブ)
・エデンの園に、絶対に食べてはいけない善悪の智慧の樹
・女が蛇にそそのかされて、智慧の実を食べる(善悪を知る)
・罰として蛇は一生、地を這い、人はエデンの園から追放
◇兄カインと弟アベル
・2人ともヤハウェ神に供物を捧げるも、神はカインの供物は無視・・
・アベルに嫉妬したカインは弟アベルを手にかけてしまう
◇ノアの方舟
・ヤハウェ神は人の悪行を見て、大洪水で絶滅させる
・ノアにだけ方舟で生き延びよ(家族と動物)
・水が引き始め、方舟はアララト山へ
・水が引いたことを確かめるために、ノアは鳩を放つ
・鳩は、
1回目はそのまま戻ってくる
2回目はオリーブの葉を咥えて戻ってくる
3回目は戻ってこなかった
◇バベルの塔
・人類は増えるも皆同じ言語を話せたため、ある時、天にも届く塔を建て始める
・ヤハウェ神が言葉をバラバラにしてしまう
・言葉が通じなくなり、人は各地へ散らばる、町の名はバベル(乱れ)
◇アブラハムの系譜
祖アブラハム
・元アブラム、神から改名せよとお告げ:多く(ハモーン)の国民の父(アブ)
・子孫繁栄の条件は割礼(男性器の表皮をナイフで削る・・)
・子イサクを授かる
イサク
・人の悪行にまたも怒った神はソドムとゴモラの町を滅ぼす
・イサクの旅に同行していた甥ロトはお告げにより、ソドムを逃れるが、
ロトの妻は逃げる途中で後ろを振り返り、塩の柱にされてしまう
・神はアブラハムの忠誠心を試すため、子イサクを生贄に捧げよと告げる
・アブラハムがお告げ通りにしようとする所を認められ、イサクは助かる
・イサクの子、エサウと弟ヤコブ
ヤコブ
・アブラハムが長子エサウに祝福を授けようとしているのを知った母と、
弟ヤコブは兄になりすまし、代わりに祝福を受ける
・エサウはヤコブを憎み、ヤコブは兄から逃れる旅へ
・ヤコブは道中、姉レア・妹ラケルの家に仕え、妹ラケルに恋
・妹ラケルと結婚したいと申し出るも、7年奉仕を条件に出される
・7年後、約束の時がくるも、姉より先に妹を出せないと言われ、
先に姉レアをもらうことになる
・妹ラケルが欲しくば、更に7年奉仕を条件に出される
・ヤコブは約束を守り、ラケルを妻にするも、その実家から逃げるように旅立つ
・道中、神との戦い(腕相撲?)に勝ち、イスラエルと名乗れと告げられる
・兄エサウと再会、仲直りをする
・ヤコブは子宝に恵まれ、総勢12人の子を授かる=イスラエル12氏族の祖
ヨセフ
・子の1人、ヨセフは年寄子だったため可愛がられ兄弟から疎まれる
・兄弟はヨセフを亡き者にしようと穴に放る
・兄弟が1人、ユダが仲裁に入り、手を汚すよりエジプト人に売ることを提案
・兄弟はヨセフが猛獣の餌食になったと父ヤコブへ嘘の報告
・ヨセフはエジプト人に売られるも、神の寵愛を受け、エジプトで権力者に
・ある時、エジプト王の夢占いを行い、豊作の後の飢饉を予言
・ヤコブの予言通り飢饉がくるが、予言で蓄えていた食料のおかげで、
エジプト人は難を逃れる
・エジプトの噂を聞いたヤコブは、兄弟に食料を買ってくるように言う
・ヨセフは兄弟に気づくが、兄弟はヨセフと分からない★
・ヨセフは色々兄弟を試すも、最終的には身の内を明かし、仲直り★
・ヤコブ大家族全員でエジプトで暮らすようになる
・ヨセフ曰く、
兄弟が悪いのではい、全ては神の思し召し
あの出来事がなければ多くの人が飢饉を乗り越えることはできなかった
以上が創世記にあった内容ですが、上の★〜★は読み応えあるので、
ここには記さないでおきます!
日ユ同祖論伝説
本題からは外れますが、イスラエルといえば、日ユ同祖論。
個人的に興味深い伝説はこんなにも。
・アーク(聖櫃)が実は日本の神輿とそっくり
アークといえば、インディージョーンズ失われたアークも面白い
・ユダヤのシンボル、ダビデの星と天皇家の御紋、菊の花が似ている
・京都、太秦(ウズマサ):ウズ(力)、マシッハ(救い主)の意
・祇園祭り=シオン祭り?、シオン=ザイオン=エルサレムの別名
・祇園祭りで神輿を担いで川を渡るのは、ヨルダン川を渡った奇跡?
・祇園祭は17日目にクライマックス、ノアの方舟は17日にアララト山頂に到着
=祇園祭の山車はノアの方舟説
・諏訪大社のミサクチ祭、ミ・イツハク=イサク
・トラの巻というが、日本に虎はいない→イスラエルのトラー説(モーセ五書)
・マイム・マイム:水の意
・ソーラン節:エッサー(担ぎ上げる)ホイサーサー(さぁ)
・ヘブライ語で、
京都はエルサレム、鳥居は入り口、
大和は神の民(ヤマトゥ)、伊勢は神の救い(イェシエ)
これだけ(もっとあるかも)あると、そうなのかも?と思えてしまう。
後付けや、創世記を元にした日本の伝説もあるだろうけど、
読み方がちょっと変わった言葉は由来を感じずにはいられない。
イスラエルの12支族は果たして、東方、日本まで辿りついたのでしょうか・・?
信じるか信じないかは・・!
岩波文庫100冊チャレンジ、残り85冊🌟
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