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起きられる身体と起きられない身体

起きられる身体、というのは
起きる準備が整っている身体のことです。

人は、朝の起きる時間になると
交感神経が高まってきます。
血圧と体温が上がります。
眠りも徐々に浅くなっていきます。

ですが、血圧も体温も上がらない状態にあると
起きる準備ができていなくて、
眠りも深いままで、目覚ましが鳴っても
身体が起き上がれないのです。

なぜ血圧も体温も上がらないかと言うと、
コルチゾールというホルモンが関係しています。

朝起きる時に、
しっかりコルチゾールが分泌されていれば
血圧も体温も上がり、ラクに目覚めて、
スムーズに起き上がる事ができます。

コルチゾールが出ていないから、なかなか
起きられないのです。

コルチゾールは、
副腎という臓器から分泌されていて
抗ストレスホルモンなので、
ストレスを感じると分泌されます。

朝なかなか起きられない人は、
ストレスフルで、昼間にたくさん
コルチゾールを使い過ぎているから、
朝出ない。
と考えられます。

ストレスと言っても、
イラッとしたり、モヤモヤしたり、
強い緊張感やプレッシャーとか、
こういうものだけではなくて、
気温や気圧の変化、ハウスダストや花粉もストレスです。

ストレスの感じ方も、人それぞれ違うので、
コルチゾールが過剰に使われる人もいれば
そうじゃない人もいるので、
起きられる、起きられないも変わるのですね。

コルチゾール対策をすることが、
起きられる身体を作るカギを握っているのです。

長くなってしまったので、
コルチゾール対策については、
明日お伝えしますね。

親と子どものための睡眠専門家 椎葉ゆう子

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