小島 雄一郎

モヤモヤしたらパワーポイント。本業は若者研究。著書は「広告のやりかたで就活をやってみた」。プライベートでは人間関係に名前をつけないリレーションシップアナーキーやポリアモリーを。日経COMEMOのオピニオンリーダーをやっていますが、クビになる可能性もあります。自宅の1階は酒屋です。

小島 雄一郎

モヤモヤしたらパワーポイント。本業は若者研究。著書は「広告のやりかたで就活をやってみた」。プライベートでは人間関係に名前をつけないリレーションシップアナーキーやポリアモリーを。日経COMEMOのオピニオンリーダーをやっていますが、クビになる可能性もあります。自宅の1階は酒屋です。

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    • 「誠実なクズ」としてのポリアモリー

      お互い合意の上で複数の人と同時に恋人的な関係を持つ「ポリアモリー」をパワポを使って紐解いています。

    • 「結婚」は手段か?目的か?

      いろんなモヤモヤを「それは手段か?目的か?」で考えます。

    • パワポで考えるセックス

      テクニックでもなく、スピリチュアルでもなく、これまでになかった視点でセックスについて考えるマガジンです。

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    「ロマンティック・ラブ・イデオロギー」と「リレーションシップ・アナーキー」はバンド名じゃないけど、パンクロックな気がする。

    ポリアモリーを知ってから色んな価値観がひっくり返された。 でも、ひっくり返った価値観で生活をしてみると「むしろ、こっちが表だったじゃないか」と思うことがよくある。 ロマンティック・ラブ・イデオロギー と リレーションシップ・アナーキー この「2つの言葉」もそれをよく表している。 今日はそんな話。 ポリアモリーとは、お互い合意の上で複数の人と同時に恋人的な関係を築く恋愛スタイル。対義語はモノアモリー(恋人は一人という価値観)。過去のシリーズはこちら。 ◾️現代価値観への

      • これからの人間関係は「目的ありき」になっていく。

        かれこれ15年、本業は若者研究をしている。 別に今流行りのZ世代にだけ注目しているわけではなく、その前のミレニアル世代だったり、ゆとり世代も研究していた。 若者を定点観測していると「少し先の未来」が見えてくる。それが研究の目的だ。 いわゆる定量調査(アンケート)や定性調査(インタビュー)もするが、ちょっとユニークな研究手法の1つに未来予測レポートというものがある。 このレポートはツギクルレポートと呼ばれ、 ・自分の身の回りで起こっている事象から ・少し先の未来では

        • 「後輩投資」という自己投資をしています。

          今月の日経COMEMOのテーマは #やってよかった自己投資 なのだが、 僕は正直、投資に向いていない。 今年40になると言うのに、投資やら資産形成の経験がない。 つい先日も飲みの場で「つみたてNISAって何がいいの?」と聞いて、後輩たちを呆れさせたくらいだ。 帰宅して後輩たちが仕切りに言っていた「つみたてNISA」やら「iDeCO」について調べてみたが、よくわからなかった。 と言うか、スッと入ってこなかった。 わからないものには、投資をしない。 をモットーにし

          • 「誠実なクズ」としてのポリアモリー

            「このイベントは倫理的に問題がある可能性があるので、上長に確認させていただきます。」 そんなことを言われた経験がある。 今から3年前、ポリアモリーのイベントを開催しようとした時のことだ。 ポリアモリーとは、1対1の恋人関係に縛られず、合意の上で複数と恋愛関係を持つライフスタイルのこと。1980年代のアメリカで生まれた概念で、対義語はモノアモリーと言う。 いわゆる一夫多妻制との違いは、こんな感じだ。 文化人類学のカテゴリで語られることが多いポリアモリーだが、まだまだ一

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            「昭和の営業スタイル」と「令和のタイパ意識」は、意外と相性がいい。

            隣の席でOB訪問が行われていた。 都内の居酒屋で、仕事論を熱く語るスーツの男性。向かいには、あどけなさが残る大学生らしき男の子。 今の大学生と言えば、いわゆる「Z世代」のど真ん中。 スーツの男性は、おそらく僕と同世代。30代後半の昭和生まれと言ったところだろうか。 ここでは仮に社会人をAさん、学生をBくんとして話を進める。 Aさんは営業職で、自らの成功体験を語っていた。 「取引先のキーマンがよく行く喫煙所を調べて、毎日そこで待ち伏せをしていた。ある日、狙い通りその

            「理想の家族像がある人」とは結婚したくない、という話が聞こえてきた。

            あなたは「冬彦さん」という人物を知っているだろうか。 今から30年前の1992年、TBSの「ずっとあなたが好きだった」というドラマで佐野史郎さんが演じた役名で、当時は彼の名が社会現象になった。 その盛り上がりっぷりは、昨今で言う半沢直樹を想像してもらえると、わかりやすい。 私は当時9歳で、大人の女性たちが彼の名前を連呼して盛り上がっていたことを、うっすらと覚えている。 冬彦さんは当時「モテる男」の代名詞だった3高(高学歴、高身長、高収入)だがマザコン、という設定だった

            分析資料と、分析っぽい資料の違いについて。

            僕は広告会社で働いているが、職種としてはコンサルに近い。 お客さん(クライアント)のブランドづくりや、事業開発のお手伝いをしている。 そんなコンサルという仕事には「フレームワーク」が欠かせない。 フレームワークは汎用性が高く、どの企業、どのブランドにも当てはまるようにできている。 それを活用することで、 ・課題を可視化できたり ・課題を整理できたり ・進むべき道が見えてきたりする。 その中でも、分析のフレームワークにはたくさんの種類がある。 ・PEST分析 ・S

            出会いに「見た目」という情報は、最初から要らなかったのかもしれない。

            ・膝を突き合わせて話す ・百聞は一見にしかず ・同じ釜の飯を食う 日本には「リアル(オフライン)」を重視する言葉がたくさんある。 これらの言葉が生まれた頃は、こんなにも「デジタル(オンライン)」のコミュニケーションが台頭するとは想像もしなかっただろう。 これまではオフラインのコミュニケーションが基本で、オンラインはそれを補完するものだった。 ビジネスシーンなら「基本的には会って話すべきですが、それが難しければメールでもいいですよ」といった具合だ。 しかしコロナをきっ

            「ネットで買われても、実感が湧かない」という店長の悩みと向き合ってみた話。

            自宅の1階を、酒屋さんに貸している。 酒屋さんの名前は「いまでや 清澄白河」 GINZA SIXでも展開する、業界ではちょっと名の知れたお酒のセレクトショップだ。 そんな酒屋さんが自宅に出店した特異な経緯は、以前も記事にした。 オープンから1年。 毎日のように、自宅の1階で1杯やるようになった。 店長の松本さんとも仲良くなった(と思っている)。 暇な時は、お互い仕事の悩みを吐露しあったりしていた。 そんな悩みから、小さなオンラインショップが生まれた経緯を、今日は書い

            「わたし、ポリアモリーなんです」と言った後の流れについて説明します。

            ポリアモリーという言葉をご存知だろうか。 1対1の恋人関係に縛られず、合意の上で複数と恋愛関係を持つライフスタイルのことで、僕はこのポリアモリーを実践している。 近年は日本のメディアでも紹介されはじめたが、一般的な認知率はまだ5%程度。「知らなくて当たり前」なのが、ポリアモリーだ。 そのため「わたし、ポリアモリーなんですよね」と伝えた際は、毎度同じ説明をすることになる。 そして毎度、同じ質問を受ける。 そのやりとりが、もはやフォーマットになってきたので、今日は一連の

            アイデアのロスを減らしたい。その想いが1本のワインにつながった話。

            僕は広告会社でプランナーとして働いている。 「プランナー」と名乗るくらいなので、プラン(案)を考えるのが仕事だ。 仕事の過程では、たくさんのプランを考える。 だが当然、採用に至るのは1案。 たとえ100案考えても、採用されるのは1案だ。 採用されなかった99案はゴミ箱行きで、日の目を見ることはない。 不採用になった案は言わば「アイデアロス」だ。 その中には、まだ十分に使えるアイデアもある。 相手が違えば、 時期が違えば、 そのアイデアは採用に至ったかもしれない。

            ドラマや映画を倍速で楽しむ人は、脳内で通常速度に戻している。

            今月の日経COMEMOのテーマは「#倍速で楽しみたいこと」とのこと。 Z世代はコスパじゃなくて、タイパ(タイムパフォーマンス)を重視。 ドラマや映画を倍速で楽しむ人だっている。 こんな話は、僕の本業である「若者研究」で頻出だ。 最近はwebニュースでも「タイパ」と言う表現を聞くようになった。 ただその代表的な行動として挙げられる「倍速視聴」に関しては、批判的な声も多い。 ・そんなに生き急いでどうするの? ・倍速で観て楽しいの? ・制作者に失礼だ! これらの批判の気持

            経営者の言うことは、なぜコロコロ変わるのか。構造で考えてみた。

            ブランディングの仕事をしている。 そんな自己紹介をすると「ちょっと怪しい人に見えるな」と、いつも思うのが、事実しているので仕方がない。 (改めて)ブランディングの仕事をしている。 中でも、最近はインナーブランディングという仕事が多い。 インナー、とはざっくり「社内」のことで、自社の社員や従業員などを指している。また「ブランディングとは?」をはじめると長くなるので、ココではざっくり「○○は××という価値や目的を持ったブランドだ、としっかり認識してもらうこと」としておきた

            これからのビジネスパーソンに必要なスキルは、「変数力」だと思う。

            今月の日経COMEMOのテーマは「#3年後に必要なスキル」とのこと。 デジタルの進化で、なくなる仕事も増加。 世界経済フォーラムは、2025年までに事務職や工場労働者など8500万人分の仕事がなくなり、データアナリストなど9700万人分の仕事が新たに生まれる、と予測しているらしい。 これまでビジネスパーソンに求められていたスキルが不要になり、私たちにはスキルの付け直しが求められている。 いわゆるリスキリング(学び直し)だ。 デジタルが進化し続ける中、私たちはどんなスキ

            不動産契約のダイバーシティ。

            友人が珍しく悩んでいた。 原因はシェアハウスだ。 と言っても、友人はシェアハウスに住んでいるわけではない。 シェアハウスの経営をはじめたのだ。 悩みの種は、とある契約書だった。 友人はシェアハウスの入居者を募集するため、募集サービスや、他のシェアハウスグループとの提携を模索していた。 しかし、その一企業から提示された契約書にある「とある項目」が引っかかった。 その内容とは というものだ。 一見すると「何が引っかかるんだろう」と思ってしまうこの項目。 僕も最初は

            「お酒を頼まない人はお断り」という貼り紙に感じたモヤモヤを、パワポで整理しました。

            お酒を頼まない人はお断り。 そんな飲食店の貼り紙が、ふと目についた。 なんだかモヤモヤした。 「寿司屋に来て、寿司を頼まないのは失礼」 という理屈はわかる気がする。 でもそれがお酒だと、なぜモヤモヤするのだろう。 そんな気持ちの構造を、パワポで紐解いてみた。 今日はそんな話。 ■お酒で分断がはじまるお酒を頼まない人はお断り。 そんな飲食店のスタンスが気になったのは、まず分断の予兆を感じたからだ。 なんだかここから「お酒を飲む人 VS お酒を飲まない人」という構