今週よかった記事とか(2021/8/23〜8/29)
今週は、打ち合わせやコンペのための楽曲制作、姉のMV制作などで少し忙しくあっとい間の一週間でした。
関心ごととしては、やはりアフガニスタン情勢がとても気になっていて、先日noteにも書きましたが、関連映画を見ています。
実話に基づいているとは言え、映画はフィクションなのですが、どの映画を見ても銃の音がすごく生々しくて、実際に目の前で銃撃戦が起きたらどれだけの音と衝撃なんだろうと、想像するだけでも怖いな・・・と思います。
さて、今週も気になった記事をメモっていきたいと思います!
●大江千里氏が「ラーメン1杯2200円」の米国から語る、安い日本の深刻問題
かなり話題になっていた大江千里さんのこの記事。僕は秦基博さんがカバーをしたRainで大江さんを知りましたが、J-POPで時代を築いたあとはアメリカにジャズを勉強しに行って、音楽に意欲的でい続ける姿が本当に素晴らしいな、と思っていつもnoteを見たりしていました。
記事は、「今の日本の問題」についてインタビューに答えているもので、まさにその通りという発言ばかりです。
日本の物価の安さは「お手頃でうれしい」を通り過ぎて心配になるほどです。
ワンコインランチって常軌を逸していると思います。
僕自身、昼ご飯はとにかく安く済ませたいと思っているタイプの人間です。なので、「安くて美味いに越したことはない」というのが基本的な考えなのですが、最近は少し「この安さは、誰かの犠牲に成り立っているんだよな」という考えが強くなってきています。
ひろゆきさんも、「安くてうまい牛丼屋にみんなが行くと、利用する人も、働いてる人も、不幸になるばかり」といった発言をしています。
機械(マシーン)による効率化でコストが抑えられて、安価にサービスを享受できることは良いと思うのですが、働く人が激務なのにそれに見合わない賃金で働いていて、それを「企業努力」の名の下にヨシとされているとしたらそれはよくないですよね。
日本は、フェアトレード運動とかをしてアフリカの人たちを助けようとしていますが、もはや「日本人による、日本人のための」フェアトレード運動が必要という、皮肉な世界になっている気がします。
大江さんは、こんなことも言っています。
日本には「お金のことを言うのは下品だ」という考え方が何となくあります。
これは僕も常々言っていることなのですが、日本では「金、宗教、政治の話はタブー」とされていて、この三大タブーこそが日本を弱体化させている最大の原因なのではないかと思っています。
いつからこのタブーはあるんでしょうかね?
そして、
安くなっていく日本でただひたすら縮こまって、我慢していればいつか良くなる――。そんな期待はきっと幻想です。
とも大江さんは言っていて、これも本当にその通りで「失われた20年」とか言われていますが、いくら我慢強い子供も20年我慢したら、それは我慢強いとかではなくて、頭がおかしいだけですよね。
もう日本人みんなが「我慢」や「かつての美徳ややり方」では解決が出来ないと気づいているはずなので、我慢ではなく「攻め」「今までとは違う方法」で行く時期に来ているのではないかと思います。
大江さんはnoteもやっています。
●複利を理解すればお金も時間も作れる
最近すっかり勝間和代さんにハマってしまいまして、YouTubeもしょっちゅうチェックしてしまっています。
この動画では"複利"について話をしていて、僕もひっそりと米国株などを始めたのですが、それはまさに短期的な利益ではなく、「複利の力を使って長期的に確実な利益を得るため」と友人に言われたからでした。
でも正直、いまだに「複利ってなんだろう?」「複利って自分に何の関係があるの?」という感じだったので、勝間さんのこの動画はとてもわかりやすくて勉強になりました。
複利の仕組みさえ知っていれば、世の中は攻略できる。
お金に関しては、間違いなく複利じゃないと増えない。
仕事に関しても同じ。なぜ私が生産性を上げるかというと、生産性を上げれば上げるほど、ますますその生産性が上がっていくから。
1日0.2パーセントの改善は1年で倍になります。だから、バカにせずにコツコツやっていくのが大事。
人生の幸福、キーワードは「複利」くらいに思うと良い。
幸せになるためのキーワードは「複利」ってのがすごいですよね!!複利の力、意識してみようと思います!!
●小学館『Sho-Comi』編集長・畑中さんとマンガ家さんからのお悩みに応えてみた!
コルクの佐渡島庸平さんのYouTube。
Sho-Comi編集長の畑中さんとの対談で、畑中さんのツイッターに来る質問に二人で答える、という内容でした。
その中で、「もっとキャッチーなものを描いて、と言われて行き詰まっている」という漫画家さんからの質問に答える中での、お二人の会話が衝撃だったので紹介したいと思います。
畑中: 自分の好きじゃないものを「キャッチーさ」と捉えているけど、そこが編集者と掛け違えているのでは。
佐渡島: 勉強も成功も、自分の嫌なことをやらないといけないと思っている。僕ら編集者が、漫画家に「嫌なことを我慢して成功しろ」ということは、多分絶対ないよね?
畑中: そんな甘いもんじゃないしね。ラブコメが得意なA先生がいて、ラブコメが売れてるからって、そこで勝負しても勝てるわけないのを知ってるから、逆に苦手なのになんでラブコメ書くの?って思ったりするしね。
佐渡島: 嫌なこと我慢してできるほど、楽な道じゃないんだよね。好きでこだわりたい、ということの集積があるから勝てるのであって。いやなこと100個飲み込んで勝てるとかいう問題じゃないから。
僕も今、音楽の勉強をしていて、日々”できるようにならないといけない”と思うことがどんどん見つかっていきます。作詞、作曲、編曲、ボーカル、ギター、ギターの音作り。編曲の中には、EDMやロックなどのジャンルも色々あるし、MIXという音響的な部分もあります。
そんな中で、全部をズバ抜けられるようになるには、100年あっても無理だな、ということを最近すごく感じています。
苦手なことにも挑戦するのは、「あ、意外とこれ得意かもしれない」と新たな発見につながるのでいいとは思います。
でも、「やっぱこれは苦手だな」という方が多く、おそらく、本気で突き抜けたいなら「これは苦手だから、やらない。これは得意だから、とことん伸ばす」とどんどんと取捨選択するところから”才能”的なものが分かれていくのではないかなという考えになりつつあります。
もうひとつ、佐渡島さんが言っていて「なるほど」と思ったのが、
人に何か言われて”痛い”と思った時、自分を守るための変な再解釈をしがち。自分で変に再解釈しないで「それって、嫌なこと我慢しろって意味ですか?」とか、相手に直接聞く癖をつけた方がいいんじゃないかと思う。
ということです。つい、痛いところを突かれると「うぅ・・・」と頑なになってしまいますよね。でも、そこは怒られるかも、とか、反発するとかってことではなく、「それってどういうことですか?」とちゃんと”理解する”ために聞く姿勢を僕も持っていきたいと思います。
● 社長になった元AKB・島田晴香が起業の思いを初告白! アイドルの「セカンドキャリア」に賭ける思い〈dot.〉
元AKBの島田晴香さんが起業したとの記事。
アイドルのセカンドキャリアをサポートするための会社を設立した
芸能界は、誰が成功するのかわからないですし、正解がありません。アイドルの子たちが、このまま芸能活動を続けて自分は食べていけるのかと悩むのは当然だと思います。
MCでも下手なりに仕切らせていただいたりしていたので、話すことに関しては、そこまでプレッシャーや重荷を感じることはありません。
自分自身、アイドルをやっていたからこそ出来る素晴らしい事業ですよね。
僕もここ数年はアイドルさんと仕事で関わることが多いですが、女性アイドルは本当に大変だと思います。
10代〜20代の女性としての魅力が溢れる時期を、夢の実現に向けて全力を使い、結果的に芸能界で花開けばいいけれど、夢が叶わなかった場合、その後どう生きるのか、スキルやキャリア、プライド的にもすごく難しいのでは思ったりして。
でも、だからといって「アイドル(芸能)はやめた方がいい」とは決して思わないのですが、島田さんがやられているようなサポートがあると、思い切って挑戦もしやすくなるので、すごくいいなと思います。
やりたいと思ったことがやれるのが一番だけれど、やった上でこうして違う道で、自分の使命のようなものを見出して、実際に行動しているって、本当に素晴らしいですよね。
AKB時代の島田さんは存じあげないのですが、これから注目してみたいと思います。
●戦史でも数少ない電撃戦 タリバンはなぜ3カ月でカブールを占領できたのか
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本当に皮肉なもので、歴史的にずっとそうではあるのですが「戦争から学ぶ」ことって沢山ありますよね。
この記事は、なぜタリバンが短期間で勝利することができたのか、を解説しています。
今の日本が早急に学ぶべきポイントも沢山ありました。
そもそも、今回の戦争(戦闘)が
タリバンは約20年ぶりに首都カブールを占領。戦史に例のない電光石火の電撃戦だった。
とのこと。
そして、なぜそれを実現できたのか。
タリバン軍は高度な軍事的知性を保有しており、政治目標を実現するための軍事的手段と非軍事的手段を統合することに成功
米軍などが使いこなしている「作戦術」をタリバンが完璧にマスターしていると強調する。この作戦術とは、戦争において実現すべき政治目的や戦略目標と戦場における戦術との整合性をもたらす営為である。
ということらしい。
結論として、
すなわち米国は軍事における知性で敗北したのである。
軍事はハードウェアだけで決まるものではなく、ソフトウェアこそが重要なのだ。ハードウェアで大きく劣るタリバンが、ジェンセンが指摘するように偶然ではない勝利を得たのであれば、それはソフトウェアの勝利だ。
と、ここまで言っている。あれだけの軍事力を持つ米軍が「知性で敗北」したと。これからは、どれだけ戦闘機があるか、どれだけ兵士がいるか、は勝敗の最重要項目ではない、ということなんだろうと思うと、とても恐ろしくなる。
この話の流れで、日本についても触れられているが、
防衛省は、インターネットという戦場での勝ち方を分からないまま、いいねやフォロワーの数を争うという、まるでベトナム戦争で敵の死体の数を基準に作戦指導した米軍のような過ちを繰り返しているのだ。
これはまさにその通りだと思うし(日頃から僕は、日本は失敗の本質をいまだに繰り返し続けている、と思っている)、
この指摘、
SNSでフェイクニュースで世論を混乱させ、あたかも自衛隊が連戦連敗であるかのような動画を拡散すれば、大変な苦戦になることは間違いない。
は、コ○ナに対する世間の動きを見ていても本当にそうだと思う。ツイートひとつで、みんな右往左往しすぎだし、権力者のいいように動く(飲食店や音楽イベントを叩くとか)都合のいい子羊にすっかりなってしまっている現状を見ると、日本は戦争にならずとも、この作戦術を使われたらおしまいだなと思う。
人類を進化させてきた好奇心、親近感、帰属願望こそが、フェイクニュースへの脆弱性の窓になっている
認知領域における戦い
このあたりは、よくまだ理解はできていないけれど、これから重要なキーワードになりそうな気がする。
今週は以上です。
いくらファクトフルネスな観点からは、実は世界は良くなっていると言われたところで、世界的な感染症の流行→戦争勃発、という流れを見ていると、最悪の事態を僕は想像してしまうのですが、妄想のしすぎでしょうかね。
平和な世界になってほしいものです。
読んでみて少しでも「いいな」とか「会ってみたいな」と思ったらぜひ会いに来てください!!