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早稲田大学大学院博士後期課程春季終了2

今年度から、社会人を続けながら早稲田大学大学院の博士後期課程へ進学しました。

入試の時から新型コロナウイルスの不穏な空気が漂っておりましたが、早稲田大学は先陣をきって大学を封鎖してオンライン授業に切り替えました。

今回は、研究指導の様子を記したいと思います。

研究指導では、自分が興味を持った論文を週1回PowerPointで発表します。
研究室の人数によっては、2週間~に1回などもあるかもしれません。
私の所属する研究室は少人数なので毎週発表をすることになりました。

修士の時と比較すると、
・修士だけの発表(1週間に1回)
・研究室での発表(2週間に1回)
・他のゼミでの発表(2週間に1回)
+授業

だったことに加え日本語の論文が禁止だったので、かなりゆとりを持って取り組めています。

発表は基本的に自分が興味を持った論文の発表ですが、研究の進捗や研究と関連性があるニュースのまとめ等様々です。
学部自体が留学生が多いこともあり、海外の研究論文を調べることがmustというより、日本に留学しているのだから、日本の研究も調べてみようという傾向もあるかもしれません。


ただ、これは分野によると思います。
私が修士で専攻していた心理学は海外での研究も盛んですが、現在のテーマは日本が培った知見などを応用することを考えているため、日本の先行研究を調べることも必要になり、日本語の論文ばかり読んでも特に怒られることはありません。
(修士の時に2週連続で日本の論文を発表したら、修士なのに英語の論文も読めないのかと怒られました)

私の場合、博士課程では指導教官に恵まれ、興味を持ったことを割と好きなように調べ、没頭させてもらえます。
ただ、枝葉を広げすぎて肝心の幹となる部分がずれ始めると、引き戻されます。

1週間の流れとしては、このような感じです。
・土日に興味がある論文をいくつかタブレットにダウンロードし
・平日に電車の通勤時間やお昼休憩に論文を読み
・土日に発表をまとめる⇒論文を探す(繰り返し)

私は研究フィールドをカンボジアにしているため、きっちり下調べをして調査データを収取するより、プレ調査を何回も繰り返し現地の人とコミュニケーションをとりながらデータの精度をあげていこうと思っていました。

が、新型コロナウイルスの影響で渡航を断念しております。

現在は、二次データの取得や、カンボジア関連の企業やNPO法人等にコンタクトをとり情報収集しています。

毎週の研究指導がありますが、月1回は合同研究指導会になります。
4つの研究室が合同で研究発表をします。

修士時代は、他分野の研究室が年に1回そのような合同発表会をしていましたが、他研究室の発表を『いてこましたろ!』と息巻いている修羅のような場だったと記憶しています。

合同研究指導は、学部の留学生も多いことからか、発表の粗を探したり、いてこましたろという雰囲気より、どういうことを質問・意見すればより良い研究になるか、という雰囲気のような気がします。

私も発表をしましたが、博士課程なのに分野替えしてしまって博士課程としては力量不足の中、皆さん多角的な意見をくださいました。

だらだら書いてしまいましたが、研究室は本当に相性だと思います。
正直、修士の時の研究室は、外部委託資金をとってきて、それを学生の研究と組み合わせるという方針だったので、正直自分の興味がある研究は出来ませんでした。
しかし、外部資金をとる=民間でも公的機関でも誰にでも分かりやすいプレゼンテーションを心がけるという勉強にはなりました。
基本的に横文字禁止!分かりやすい言葉で!だったので、現在の行政が発信する『ロックダウン』やら『パンデミック』やら『ワーケーション』とか、わざと理解不能な言葉を用いて国民を煙に巻いているのではないかと思ってしまいます。  

現在の研究室は、新しく研究室を開講したことやオンライン授業で顔を合わせることがほとんどないので実態がまだ分かりませんが、他研究室の先生から言わせると『現地活動型』研究室らしいです。
お休みがあまりとれない人には厳しいかもしれませんが、個人的には『まず動いてみる』ですし、自分のどうしてもやりたいことは尊重してもらえてるので非常に有り難く活動をしています。

今回もだらだら書いてしまいましたが,社会人で大学院進学に迷っている人の参考に少しでもなれたらと思います。

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