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まずは体調改善① 6時間は睡眠不足?!

カラダ視点シリーズの第3回目、「まずは体調チェック~改善レベル~」をお届けします。前回の「緊急レベル編」では、すぐに対応が必要な体調チェックについてお話しましたが、今回は「改善レベル編」として、もう少し踏み込んだ体調改善のポイントをお伝えします。

これは、単なる体調改善にとどまらず、「生きづらさ改善」の土台ともなる内容です。

情報量が多いため、エピソードを3つに分けてお届けします。
まずは改善編①として、導入部分と「睡眠」に焦点を当てた内容、「6時間は睡眠不足?!」です。

あなたの睡眠時間、実は足りていないかもしれません。
ぜひお聞きください。

▼内容は音声配信(8分強)をご確認ください。

 ↓文字起こし文章も読める、LISTEN配信はこちら


▼今回の内容を1枚で表現するとこちら

1枚まとめ画像©2024四葉さわこ ※無断転載はしないでください


▼今回のポイントはこちら

睡眠不足となる睡眠時間はどのくらいだろうか。

私の睡眠時間は平均6時間ぐらいだったが、
これでは睡眠不足

ただ、パフォーマンスが低下している自覚はなかった。
睡眠時間6時間は、多くの日本人にとって珍しくないだろう。

最近、睡眠学の権威でノーベル賞候補とも言われている、
筑波大学の柳沢正史先生によると、
成人だと個人差はあるが、7~8時間の睡眠時間が必要とのこと。

仕事や家事を抱えながらだと、
1日8時間近くの睡眠時間を取ることは
かなり意識して行動しないと難しい。

ただ、7~8時間の睡眠を続けてみたら、
自分でも分かるぐらい昼間のパフォーマンスが良くなった

睡眠不足の自覚がなくて、
本来のパフォーマンスが出せていない人は、
思いのほか多いのではないか。

ある研究では、睡眠時間6時間が10日間続くだけで、
1日徹夜したのと同じぐらい脳のパフォーマンス低下

起きていることが分かったそう。

睡眠不足状態が続くと、

・健康面、メンタル面、感情コントロールや情緒の安定が難しい
・学んだことの記憶の統合や定着がうまくいかない
・行動パフォーマンスの低下
・メタボや肥満のリスク増大
・ガンや感染症のリスク増大 など

あらゆるデメリットが生じることが、多くの研究で立証されている。

生きづらさという点では、
自己肯定感という言葉が注目されるようになった。

アメリカの大規模な子どもの睡眠研究によると、
慢性的睡眠不足がある子どもたちの自己肯定感が、
そうでない子どもたちに比べて有意に低いという結果も出ている。

睡眠不足のデメリットや、どうすればいいのかといった詳しいところは、
柳沢先生がYouTubeですごくわかりやすい動画を
いくつもアップされている。
おすすめ動画のリンクを記事後半に貼っておくので、ぜひご覧いただきたい。

睡眠不足でいいことなんて一つもない。
睡眠は万能薬と言われるぐらい、あらゆることの改善に役立つ。

トラウマ記憶の改善や解消にすら、
睡眠が関係しているという話もある。

生きづらさを感じている人には、
カウンセリングやセラピーを受ける前に、
まず自分の睡眠状態を確認。
もし改善できる余地があるなら、
まずは睡眠の改善に取り組んでもらいたい。

柳沢正史教授のおすすめ動画はこちら


▼ NHKクローズアップ現代に出演した時のダイジェスト動画(約7分)

▼【細胞から考える「生命科学アカデミー」】(約12分)
昼間の眠気は病気です!受験生の皆さん!「一夜漬け」は・・・最悪です!|#04 筑波大学柳沢正史先生


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