雷に起こされる
凄い音がした。
夜中のことだ。突然の轟音に目を覚ました。ごごごごご、という異様で、天を裂いて地の底に響くような音が響き渡り、残響がややしばらく辺りに燻っていた。
夢現でその音を聞きながら、はて、一体なんの音だろう、これは現実だろうか、と首を傾げた。やがてざああと別の音が聞こえてきて、私は夢へと帰っていった。
というわけで寝不足である。といっても、最初はあの音を夢だと思っていた。あんな音がする理由もわからないし、恐らくは寝ぼけていたのだろうと。
しかし人に会って話を聞いてみると、やはり夜中に音を聞いたという。それでやっと、あれは現実の雷であったと分かった。
それにしても随分と大きな音だった。雷鳴はよく聞くが、あんなのは初めてだった。余程大きかったか、あるいはこの近くで落ちたのだろう。
今日は一日、とても眠かった。リワークに行ったが、午前中は半分寝ていた。雷におかれては、あまり人類の安眠妨害はしないで頂きたい。
コーヒーを一杯いただけると喜びます。