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ビオトープとめだかと魚病薬

ベランダに睡蓮鉢を置いて、小さなビオトープを作っている。
中にはミリオフィラムとウォーターコイン、睡蓮とあと何かが入っている。何を入れたか忘れた。charmの購入履歴を見れば分かるかも知れないが、注文メールが多すぎてちょっと発掘できなかった。初夏頃に白い花が咲いていたように思う。

ビオトープにはメダカが居て、毎朝餌をやりに行くとこちらに近付いてくる。可愛いものである。種類はシロメダカとアオメダカとクロメダカが混泳してMIXになっている。所謂幹之や三色ラメのような珍しい種類はいない。
我が家のメダカは定着するまでかなり時間がかかった。買ってきても数週間と経たずに全部死亡するのだ。何度も買い直して、生き残ったメダカから子供を増やして、今は屋内の水槽と合わせて50匹ほどいるだろうか。もっといるかもしれない。初期の大量死が嘘のように皆元気にしている。

一度、安定した後になって、ペットショップから幹之メダカを買い足したことがある。

とても綺麗なメダカなのだ。
ところが二週間くらいで、買ってきた幹之は全滅してしまった。のみならず、幹之を入れた水槽のメダカまでポツポツ死に始めた。何か病気を貰ったのか? と水替えしたりなんだりしているうちに、今度は同じ水槽にいるコリドラス(南米のナマズ)が水面で息継ぎを頻繁に繰り返すようになった。その辺りで漸く、ああ、エラに着く寄生虫かもしれないと気付いた。

プラジプロという薬がある。ギロダクチルスという、エラに着く寄生虫の特効薬なのだが、国内で売っていない。私が購入したときはまだAmazonで買えたのだが、今は取り扱いがないようだ。どうも薬事法の関係で国内販売ができないらしい。
兎に角当事はまだ入手できたので、規定量を水槽に投入した。徐々にコリドラスの息継ぎも減り、メダカのポツポツ死も落ち着き、全滅は免れた。
そういう事件があって、本当は新しい血を入れたくはあるのだが、外からメダカを買ってくるのが怖くなってしまった。

ビオトープには睡蓮が二種類植わっているのだが、去年も今年も咲かなかった。春先に肥料もやったのだが、暑かったから機嫌が悪かったのだろうか。涼しくなってきたので一回くらい咲いてくれないかな、とベランダを見ている。

外が涼しくなってきたら、ビオトープじまいのことを考えなければいけない。私の住む地域は、冬は氷点下をしょっちゅう下回るので、出したままにしておけないのだ。屋内にバケツを用意して、ビオトープを避難させなければならない。こうして冬の間、私の部屋はちょっと狭くなる。


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