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継続力という幻想

1.継続力という幻想

面接官:「あなたの長所を教えてください」
就活生:「私の長所は継続力です」

よくあるパターンで、継続力は意志によるものといった意味合いが強いのではないでしょうか。

そのような継続力は理想にすぎないと考えています。

他己分析をお願いしたときに「サッカーを17年も続けてすごいね」といわれたことがありましたが、あまりしっくりこなかったのを覚えています。

「好きなことは続けられるのは当たり前だ!」というものではなく、食事や睡眠を毎日とっていることを褒められてもしっくりこないような感覚に近いです。


私はステイホーム期間を少しでも充実させるため、様々なことを始め(再開し)ました。散らかしたといった方が近いかもしれません。

散らかし例
・筋トレ
・ランニング
・ギター
・米を食べる量を減らす
・読書
・メモ
・早寝早起き
・note
・自炊
・半身浴
・髭を伸ばす?
・禁酒
・日記         など

好きなことじゃないと続かない、明確なビジョン・目的を持つことが重要といった観点以外で、現実問題として続けるにはどうすればいいのかを考えてみます。


2.継続力=セッティング力

結論として、継続力はセッティング力だと考えています。つまり、環境をつくる力です。

これは、内的要因による継続力は理想にすぎないと仮定し、外的要因によって現実的に解決しようというものです。

よく、習慣にしてしまえばいいという言葉を耳にしますが、習慣化することが一番難しいと僕は思っています。

そこで、続けたいと考えているものに自然と触れる生活環境をつくることを4月は意識しました。

実践例
・読書:次の日に読みたい本をパソコンの上に置いておく
・禁酒:冷蔵庫にお酒を置かない(+外出自粛が効いてる)
・メモや日記:部屋のいたるところに紙とペンを置いておく(ノートは開いておく)
・米を食べる量を減らす:米を炊かない

メモや日記に関しては、日本マクドナルド創業者の藤田田さんを始め多くの成功者も実践していると知り、実践してみました。

何かを始めよう、続けようとする場合、自分に対する賞罰制度によって始めてしまう人は多いのではないでしょうか。

そのような出発してしまうと、最初はよくても後々続かなくなってくるときがあります。

そうなったときに起こり得るのは、その都度ルールを自分の都合のいいように変更するか継続をやめてしまうことです。

そうならないように、割り切って考えられるような理由や仕組みを自分でつくるということもひとつの方法だと考えられます。


3.散らかした後どうするか

理想は、自らの意志で目的をもって、取り組み継続することです。

内発的動機は重要なものである一方、ウィルパワーと呼ばれるくらい意思決定にはエネルギーを使うことが明らかになっています。

スティーブ・ジョブズさんもプレゼン時にはいつも決まった服を着ていたことで知られています。


このステイホーム期間で多くのひとが新しいことにチャレンジしていると思います。

それは、普段と違う生活を選択する、新しいことを始めよう・続けようとすることで、以前よりも意思決定の回数が増えていると考えられます。

継続することで、さらに新しく深い学びや気づきを得ることができるのではないでしょうか。

せっかく始めたチャレンジの習慣化・継続化を確実なものにするために、目的の再確認と取り組みの取捨選択を行うとともに、今後も生活環境づくりも意識していきます。

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