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彼氏彼女いない人に厳しい世界になる?

1.彼氏彼女がいそうでいない人

「えー、彼女いそうなのに~」

「絶対彼氏いるでしょ?」

飲み会などでよくみかける、あるあるトークです。

その場を盛り上げるためなど何か意図があって「いまいないんですよ~」とその場をやり過ごす人は多いと思いますが、本当にお付き合いしている人がいない場合があります。

そんな方々にとって、お付き合いするということのハードルが今後より高くなっていく世の中になりました。

それは、今までのデートの形態の変化に伴い、出会うまでのフローも大きく変化すると考えられるからです。


2.オンラインデート

外出自粛の現在において、オンラインデートのサービスが続々と実施されています。


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ゴールを意中の相手と付き合うことだとすると、デートを含めた様々な接点において次をつくり続けることが必須となります。

そして、デートで必要なことは、「楽しかった」「今日は来てよかった」「また会いたい」と相手に思ってもらうことであり、そのために様々な要素を総動員して相手のコストを上回るメリットをつくりだす必要があります。

男女カップルを例に挙げると、女性の場合、メイクやファッション、交通費、時間といった当日のコストだけでなく、会う前からネイルやエステなど非常に多くのコストがかかっています。

それに対して、男性は天気や場所、流れなどのデートプランを考え、雰囲気や味、見た目、店員さん、客層等を考えてお店を選び、サプライズやプレゼントを考える、話の内容を考える、あるいは食事代を出す…といった形でコストを上回るメリットをつくりますよね。

今までのオフラインのデートでは、相手の視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚に第六感を加えた6つの感覚に対して複合的にアプローチすることができたわけです。

つまり、どれかでつまづいても、どこかで挽回することが可能でした。

会ってみたらいい人だった、がその典型例で、その逆は、顔はいいけど…というパターンです。

しかし、今後デートの場がオフラインからオンラインへと移り変わることで、視覚と聴覚の2つの感覚でしかメリットをつくりだすことができなくなったのです。

逆もしかりで、相手を見定める手段が視覚と聴覚に限られてしまったともいえます。

会ってみたらいい人だった、が起こりにくくなり、顔はいいけど…のパターンが増えるのではないでしょうか。


3.顔面至上主義世界

となると、顔の良さ、話のうまさ、声の良さといった要素だけで勝負し、相手にとってのメリットを作り出さなければなりません。

今まで男性側の常套手段だった、食事代や交通費を出すという金銭的メリットという手札も使えなくなりました。


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別の観点でも考えてみます。今までのオフラインのデートとの違いとして、いつでも通話を切ることが可能なので、アポ前あるいはアポ中のブッチが容易になりました。

また、登録すればマッチングの前に相手のことも一通り確認することができるため、事前に相手を精査することも容易になりました。

この自粛の流れとオフラインデートの一般化がおこると、オフラインでのデートまでのステップが格段に難しくなるだけでなく、より顔面至上主義の過酷な世界が待っているといえます。

美男美女はいいですが、見た目での足切りが常態化することも考えられます。

そうなると、メンズメイクや男性も含めた美容整形といったことのニーズも高まり、それらに対する偏見等もなくなっていく…といった社会変化もあるでしょう。

付き合うことが少なくなり、ネット上で美男美女を今までより簡単に見続けたため、相手に対する理想が高くなっていく…という循環がおき、ますますお付き合いをすることのハードルは上がります。

デート自体の難易度、お付き合いをするまでの難易度が高くなっていくと考えると、いままで以上に彼氏や彼女がいない人にとっては本当に厳しくなるといえます。



まあそんな私も彼女いないんですけどね。



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