サッカー日本代表の深刻かもしれない状況は、日本企業の課題と相似形?!①

昨日のショッキングな敗戦から一夜。
守田選手が勇気をもって発言したこの赤裸々証言、深刻に読みました。

正直、やっぱ指導者の限界きてるかな・・と思わせる内容でした(小声)。

問題の一つとして、個人的には「分析」が完全に世界から遅れてるんじゃないか、と以前から感じていました。
相手に応じてうまく変化できないという問題をいつも繰り返してる気がするから。たまたまハマった時だけうまくいく、みたいな。

ちょっと前までは文化の違う外国人監督に疲れて、純日本人体制に回帰したわけ
ですが、6年経って今はもう選手側が超厳しい欧州で生き抜いてる選手ばかりで世界標準を知っているので、言葉や心や文化が通じるとかそういうやりやすい環境を用意してストレスを軽減しただけではダメなレベルになってきてるということだと思います。
チームとしてもっとレベルの高い戦術指示なり作り込みが必要だ❗️個人の資質に頼ってる場合じゃない❗️って選手に言われちゃってるわけだから。。。苦

サッカーって外から見ていると、実際どこまでをフィールドのプレーヤーが自分たち自身で考えてやってるのか窺い知れないところだったけど、こうやって赤裸々証言を聞くと、世界レベルで戦っている選手たちでもやっぱ自分たちで考えて修正するのは難しいんだ、、というのはある意味新鮮に聞きました。

というか、むしろそこがまた海外と日本の文化の差なのかも、と思ったことを書きたいと思います。
というのも、ビジネスの世界でもコレ現象としてはまったくの相似形なんですよ‼️

自分はここ10年ほどは計3社の外資で働いていて、その前は日本企業でしたが、

外資は、指示命令がかなり明確で、組織的に統制が取れてて、意外に強制的で、背いたらけっこう重大。
そのかわり話がシンプルで、やる方はあまりなんも考えずに前に突き進める。
上のリーダーシップがとても強いです。

一方の日本企業は、この逆の傾向があります。
指示命令はそこまで明確でなく、個々が工夫して勝手にパッチワークのように増改築が行われていくイメージ。
ハッと気づいたら属人的でバベルの塔みたいになってて取り返しがつかない、DX無理❗️みたいになってる会社、実際めちゃ多いです。
上のリーダーシップが弱くて、むしろ現場の方に上司よりも”はるかに能力が高い”とされる人がいるのですが、その人たちにも思い上がりがある。
職人であって指導者ではないし、全体を見る力があるとは限らない。
この構造によって、日本の企業って限界が来てる気がするんですよね。。。

で、今の森保体制は、まさにこの日本企業型の状態の話に聞こえます。
選手たちの側は、海外が長くなって、明快な戦術方針と強いリーダーシップに率いられるやり方にすっかり慣れているので、もっとチームとしての指示をちゃんとくれ、ってなってるんじゃないかね。

今の代表スタッフは、びっくりするくらい海外経験のない純ジャパ監督&コーチで占められています。
※唯一、名波コーチは1シーズンだけ海外行ってますが、目立った活躍はなく短期帰国しているので真の海外組ではないです。

このギャップを埋めるには、監督を再び外国人にするのもふつうにありだと思いますが、もし同じ純ジャパ体制であっても、せめて今の選手たちと同じように海外経験をバリバリにしてきた年代の人たちを少しずつでも混ぜていったら、もっともっと前向きなチーム作りができるんじゃないか。。。と思わざるを得ないです。

前からそれはずっと言われていたはずだけど、これも日本企業と同じくなかなか変化に踏み出せずにいました。

うっちーとか解説してる場合じゃないんちゃうのw


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