サッカー日本代表の深刻かもしれない状況は、日本企業の課題と相似形?!②

前回は、守田選手の言葉から、選手とチームスタッフとの間にギャップを感じる話を書きました。もしよければ、こちらも読んでみてください。

そんな中、こんなツイートを見かけました。

うーん、確かにこれもある側面では一理ありますよね。。。
そこがやはりスター軍団として(純ジャパキャリアの監督からすらも)祭り上げられていた、”上司よりも能力高いとされる現場の人たち”の驕り。。。があったのかもしれないです。
自分たちでボトムアップの限界に気づいてしまい、イラつくみたいな。
これもビジネスでもよくありますw

代表は即席チームなので、フィールド上で都度考えて調整することは必須で、クラブほど確固たるパターンは作れない、というのは間違いなくあります。

サッカー選手には、昔から、クラブでは文句なしのスターでも、代表で思ったほど輝けないパターンが沢山あります(中村俊輔や香川真司が典型、なんならメッシもそう。久保・堂安も初期の頃そのパターンか❓と思わせた。今もちょい怪しいw )。
今海外で活躍している日本代表の選手たちは、全体的にこのクラブ優等生タイプが多いと思います。
というか、まずは欧州クラブで生き残るのが死ぬほど大変なので、無理もありません。

想像するに、自分から何か生み出すというよりも、言われたことをやるのが得意、ただし高いレベルに混ざった場合は周りに合わせて後ろからついていくことなら得意、柔軟に違ったタイプの戦術をすぐ体現することはやや不得意、というようなタイプ。

それで、フィールド内にも目立ったリーダーがいないとなると、なおさら明確な指示命令を出すタイプの指揮官が必要ということになって、今のように選手たちに委ねる監督は向かない、ということになります。

サラリーマン界でも、負荷の高い業務をやる中で、上から明確で納得できる指示がタイムリーに降りてくることほど救われるものはないです。
守田選手の言っていることそのものです。
そうなればみんな文句なくそのリーダーについていきます。

選手に委ねる今の森保体制は、最初は選手たちも全面的に信頼されてるようでキモチ良かったかもしれないけど、上記のような元々の性質上、限界は来ます。
それが今かも。

各国の代表選手が集まるハイレベルな外国人集団の中に、ひとり日本人として混ざってとりあえず必死についていくクラブと、日本人選手しかいなくて自分たちが作り手にならないといけない代表では、状況がぜんぜん違います。
上のツイートを書いた人は、そこに関して代表のくせに甘ったれてんのかってことを言いたかったんだと思う。

個人的に、久保選手は海外育ちだし、フィールド内を統率するリーダー的存在(中田とか本田とか、これはこれで我が強すぎて日本ではウザがられるキャラではあったけどw)になりうるのかなと思ってましたが、意外にそういうタイプではないっぽいことが分かってきて、そこは少し残念だなとは思います。

そう考えると、長谷部サン、ほどよくて偉大だったなーw
ドイツに永住してないで、はやく日本代表のスタッフになってくれないかなー。

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