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それ学んだところで何になるの?②

とは言っても終わりがないと言うのは幸せかつ地獄で、ゴールが見えなきゃ走れない僕の弱さが喚く。
それでも姿勢を変えたくなくて僕は自分を納得させるように本は借りずに買った。

せめてもの “やった感” を感じたかったのだろう。

高度情報社会のせいで「クラスで一番」や「学校で一番」と言う感覚は消え去り、僕は「上には上がいる」と言うことを痛いほど実感した。
学びをまとめて発信する気にもなれなかった。

「間違っていたらどうしよう」
「曲解かなこれは」
「そもそも本に書いてあったことだからな」

やらない理由はいくらでもある。
誰もみやしないブログで突かれるのが怖くて自分の中にしまい続けていた。

知識は外に出すことで磨かれる。
「読んでわかる」ことと「人に説明できる」の間には何メートルもの距離がある。

壁ではない。距離だ。

僕は共に学び合う仲間が欲しかった。

学んだことを気軽にシェアできる仲間が欲しかった。


そう思い出してから1年。

ついにゼミをつくった。
こんなに嬉しいことはない。

誰でも発信できて誰でも受信できる、閉鎖的なコミュニティだ。

僕はここでもっともっと知らないことを増やして、どんどん知らないことが見えるようになってゆくだろう。
世界が広がることは知っていることが増えることじゃない。知らないことが増えることだ。

この世に無限にある知らないことを、見渡せるようになることだ。

心が弱っている時は「誰かのため」や「何かのため」に目的を預けがちな僕だ。
「自分のため」に生きる強さを、それを背負う覚悟を捨てずに向き合いたい。

久しぶりに雨の降った5月に。

どうも。 サッと読んでクスッと笑えるようなブログを目指して書いています。