コーヒーとパンの意外な共通点とは?
こんにちは、よたろーです。
コーヒーとパンの組み合わせは鉄板。
とくに朝ごはんのトーストとコーヒーは定番中の定番とも言えますね。
ところで、なんでこの組み合わせは鉄板なのでしょうか?
皆さん、一度は頭の中に浮かんだことがあるかもしれませんね。
今回は、このテーマについて深掘りをしていこうと思います。
ちなみに、よたろーは
・スペシャルティコーヒーを15年間常飲
・プロが混じる中でコーヒーコンテストで優勝経験あり
・コーヒーのコンサルも行ったことがある
このような実績があります。
今までの経験を活かして、分かりやすく説明をしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
1.コーヒーレビュー
今回の記事を書くにあたり、まず千葉県にあるコーヒーショップ「萌季屋」のコーヒーをレビューします。
萌季屋の定番ブレンドのひとつである「大地の恵み」
こちらから、「トーストしたパンのような香ばしさ」を強く感じ取りました。
そこから、コーヒーとパンの共通点について、考えを深めることができたのですね。
ここで、もう少し具体的に説明してみましょう。
「大地の恵み」の特徴ですが、
・焙煎はシティロースト(中煎り)
・パンのような香ばしさは、飲んですぐに感じられた
・パン以外にも、ビスケットやキャラメルのような感じ
・香ばしさの後に酸味が感じられた
・酸味はレモンのようなイメージ
・後味に再び苦味が少し強くなった
このような感じです。
ブレンドの中身は公表されていないので分からないのですが、おそらくは中米のコーヒー豆を多く使っているのではと予想。
200gあたり950円という価格設定がコスパが良く、とても良心的だと感じます。
2.コーヒーとパンの共通点
さて今回の本題に入っていきますが、結論から言うと
・焼いている時に発生するメイラード反応(化学反応の一種)
・この反応によって生じる物質がコーヒーとパンで共通している
このようになります。
そもそも、メイラード反応とは、肉をはじめ食材は加熱調理によって茶色くなり、香ばしい風味が生じる化学反応のことです。
分かりやすい例だと、せんべいの焼き色、ご飯のおこげ、チョコレートの色。
そして、今回の主役であるコーヒーとパンも、もちろん当てはまります。
少し化学的な話になりますが・・・
食材に含まれるアミノ酸やタンパク質と、糖が結びついて化学反応を起こし、褐色物質や香味成分が生成。
ケーキを例にすると、タンパク質を豊富に含む卵や牛乳と、砂糖、小麦粉などを混ぜて高温で加熱すると、元々は白い生地がキツネ色に。
ケーキを作ったことがある人なら一度は見たことがあるでしょう。
これがメイラード反応の正体なのです。
メイラード反応によって褐色物質が生成されますが、コーヒーとパンとでは共通する、もしくは構造がかなり似ている物質があると言われています。
そのような化学物質が接点となって、相性が良い。
こういうことなのですね。
面白いのが、今回レビューで取り上げた「大地の恵み」はシティーロースト。つまり、中くらいの煎り具合なのですね。
これくらいの火の入れ方だと、パンをイメージさせるような物質が生成されます。
これがフレンチロースト、つまり深いりだとどうなるでしょうか?
個人的な感想ですが、「チョコレートやステーキ」を思わせる風味になってきます。
3.まとめ
今回は、「コーヒーとパンの意外な共通点とは?」というテーマの記事でした。
共通点は、メイラード反応によって生じる化学物質。
ここが相性が良い理由になります。
次にコーヒーとパンを味わう時には、ぜひメイラード反応のことを少しだけ思い出して味わってみると新しい発見があるかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
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