見出し画像

夏の終わり、子どもたちとのポケカバトルにて

「パパーポケカしよう?」

昨夜のこと。

息子がパパとポケカ対戦をしたいと言ってきた。

時計を見ると23時15分。

さすがにいつもならもう寝る時間だよって言うところなんだけど、なんだか息子にいつもと違う雰囲気を感じる。

「いいよ」

と、快く応じ、娘も「わたしも〜」と参戦

プレイマットを2つ並べて、2人の相手をした。


ポケカ対戦は子ども同士でもやってるようだが、容赦のない息子の攻撃に、娘はいつも泣いてしまうのだそうだ。

「いつも泣いちゃうねん」

そう言って、娘もなにやら寂しげな顔をする。

なんだか寂しげな子どもたち2人の相手をする。


僕が子どもたちの相手をするときは接待プレイである。息子とは程よいバトル感を演出し、娘には圧倒的に負ける。

パパのメインポケモンはグルトンなのだ。

そうやって子どもたちとポケカバトルをして、対戦が終わったのが12時ごろだった。

なんだか息子も娘も顔が晴れ晴れとしている。

理想のポケカバトルができてスッキリとしたようだ。


そんな様子を見ていた奥さん。

「もうすぐ夏休みが終わるから、寂しいみたい」

でも気持ちが晴れたみたいでよかったと、優しい顔をしていました。

息子は明日から学校が再開する。

娘はいつも自分は泣いていると感じている。

奥さんは疲れ果てて、ようやく作れたコーヒータイムでゆっくりしつつ、子どもたちの表情の変化を見ていた。

これなのだろうな。

自分の役割って。

家族が心穏やかに過ごせるように

自分の命の時間を使っていけたらなと思う。

読んでくださるだけで幸せです。 サポートいただけるほど、何か心に残るものが書けていたのだとしたのならこんなに嬉しいことはありません。