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「正解は、ない。あるのは意見、だけ」: 日替わりコラムその4

おはようございます。
よたろーです。

いきなりですが質問です。

なんかこれでいいのか?
これで合ってるのかなぁ?

日常そんなふうに考えること多いですか?
あまりないほう?

なんでこんなことを聞いているかというと、というのが今日のテーマです。

正解って、なに?

突然ですがVUCAという言葉、お聞きになられたことはありますでしょうか?
最近よく使われることも少なくないので、どこかでちらりとお見かけくらいはしたことあるかも。
もしくは別に英語の頭文字を取って並べただけなので意味はそんなに難しいものじゃないし、そりゃそうだよね、くらいかもしれません。

VUCAとは、

Volatility:ボラティリティ、変動幅が多い。荒れてる相場のようなイメージです
Uncertainty:不確か。なにがおこるかよくわからない
Complexity:複雑。いろんな問題がからみあってたり、なにが根本原因なのか、とか因果関係もよくわからない、とか
Ambiguity:曖昧模糊(あいまいもこ)としている。なんだかはっきりしない

いろいろ書きましたが、ようはなにが起こるかよくわからない世界、ということであります。

ここ最近でいえば、コロナ禍しかり戦争しかり、ごくごく間近だとChatGPTに代表される生成AIみたいなものであったり、まさかこんなことが?!てことですね。

そうなるとなにやっていいかわからない、誰も経験したことがないのでちゃんとした答えを持っていない。
という正解のわからない世界。

そんな感じでVUCAというのが注目されるようになっていますが、一言でいうと、

どんな変化が起こるかはわからないが、変化は必ず起こる

ということです。

で、これってなにも最近に始まったことじゃない。
ずっと昔からそうなんですよね。

東日本大震災、リーマンショック、ITバブル、バブル崩壊…

昔からなにが起こるかはわからない世界だったはず。
なのになんで今になって急にVUCAとかいわれてるのか。

で、VUCAの世界だから正解がわからない、とか。

よくよく考えたら、正解なんて昔から、ない。

正解があった時代は、学生の間だけ。
それもテスト、という限られた時間だけ。

なのにどうしてこうも正解を気にするのか。
正しい・間違ってる、でものを考えることが多いのか。

ここ最近、というか今の仕事でファシリテーションしたり面談したりするようになってから、私自身は

正解はありませんから。
なに言っても大丈夫です。

という発言をする機会がすごく多いな、と。

裏を返すとみんな正解を気にして発言したり、発言しなかったり、がすごく多いんだなぁとつくづく感じております。

発言してくれても、

「あってるかどうかわからないんですけど…」
「正しいかどうか不安なんですが…」

という枕詞を使う人がなんと多いことか。

だからこれからはこう言いましょう。

「私は〜だと思います」
「私の意見は〜です」

と。
言い切る。

正解はない。
あるのは自分の意見だけ。

お互いがはっきりと意見表明しないと、わかりあうこともできませんからね。

本日もおつきあいありがとうございました。

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