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朗読のこころみ(ポッドキャスト配信状況)

2024/05/19(日)に開催される文学フリマ東京38にて、
創作相方の堺屋皆人さんが葉山嘉樹の作品集を出されます。↓
(ロゴが「葉山嘉樹」「セメント樽の中の手紙」をめちゃくちゃ上手く組み合わせてあるの凄い)

それに付随して、
「朗読やってみませんか?」「・・・やってみるか!」
という会話がなされたかどうかはさておき、
原稿チェックという名目もあり何故か朗読に挑戦する事になった。

という事でこれは収録したもののまとめ記事です。
いくつ収録するか分からんけど上が最新にしておきます。

Spotifyで配信してるけどAmazonミュージックやAppleポッドキャストでも聴けるはず。
不具合あったらお手数ですが教えてください。

以下駄文。おくち悪し。

自分は声の幅に関しては(安定はしていないので幅と切り替えの速さに限ってだけど)そんじょそこらには負けない自負があるし、
朗読に興味もあったし、何より葉山嘉樹の作品て世の中に広まってなさすぎると思うのでそれもあって供給しなくちゃ・・・という気持ちもあって挑戦。

いやしかし朗読、奥が深い・・・。
読み方に正解はないから自分の感じたものを再編集して出してる、って感じになる。
どこで区切るかによってもニュアンス変わるし、
強調したいところはその前に間を入れるとか大事に言うとか、
テクニック自体もそうだし「どこが大事か?」ってのを自分なりに理解してないといけない。
マジでただ読みゃいいってもんじゃないんすよね。
なので長編読むのすんごい難しいな・・・って思う。
いずれは挑戦してみたいけど。

それと自分は普段流し読みするせいで、目線が早く行きすぎてしまって
それに合わせて早口になってしまうっていう所もあるので
朗読の読み方をしないといけない、っていうのも難しかった。
自分的にはだいぶゆっくりだけどたぶんこれでも早いんだろうな。
落ち着け。

あと滑舌な・・・!!
意識してもしなくてもすっごいぎこちなくなるのは自覚してるんだけども!
基本的に省エネの発声ばっかりしてきたせいで
声質自体もふわっと空気に抜けるような感じで通る声じゃないし、
言葉が曖昧で「なんて?」っていう発音になってしまう・・・
特に
・「な行」「ま行」辺りが鼻にかかる声になってしまう
・「ら行」がめちゃくちゃ雑に流してしまう
・「か行」「さ行」「た行」がリップノイズが出やすい

という問題が・・・ってほとんどの行ダメじゃねえか。そうなんです。

そういえば「汗と味覚」収録してる中で
「飽食(ほうしょく)」って意識して言っても「ぼうしょく」って聞こえてしまって困った。
なんで濁点つくの?仮面ライダーBLACKかな?

そんな訳で、改めてやるとなると本当に朗読って難しいなと感じた。
キャラによって声変えたり、とか楽しいところもあるけど
全体的に慣れてないせいもあってかなりリテイク。
リラックスしてフラットな感覚でできるようになるように、が今後の課題。

ちなみに葉山嘉樹は堺屋さんの同人誌、
『江戸川悠の考察教室』の2巻で取り上げられている
「セメント樽の中の手紙」で初めて知った。

中学生の頃とか国語好きで資料集とか読んでたにも関わらず
全然覚えがなくてホントに初めて知った作者さんなんだが、
「セメント樽の中の手紙」はマジで
「この短さでこの衝撃・・・!?」
って感じだったので是非ご一読を。
青空文庫で読めます

教科書にも採用された事があるそう。
これは流石に文学興味なくても何の感想も抱かない事はないだろう、ってやつですわ。
自分は手紙に感情移入しすぎてしんどい!しんどーい!!ってなったんすが、考察教室では「そんな見方が!?」って自分では思いもしなかった説が出てきてすんごい衝撃だったので是非とも。

セメント樽も朗読挑戦してみようとは思うけども・・・
自分の場合、キャラの心情を考えてしまって必要以上に感情移入してしまうところもあるので朗読劇に近くなってしまうところもあるかもしれない。
まあそれが自分なりの読み方なので、って事で色々頑張ってみよう!

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