知らない人が意外と多い!?GSDの調整方法

GSDの調整方法

よく使用するとGSD(gait solution design:ゲイトソリューションデザイン)ですが調整方法を意外と知らない人がいる印象です。

特にロッドにて背屈角度の調整ができることを知らない人が多いです。

http://www.p-supply.co.jp/app/webroot/gs/gaito.html
GSDの作製経緯を書いてくれてます。

http://www.p-supply.co.jp/app/webroot/gs/coordinate.html
こちらのサイトは調整方法について書かれています。GSDの説明書にも書いてあるのですが、見た事がない人が多いと思いますので、説明します。

GSDは油圧の調整により1から4まで無段階に底屈制動の調整が出来ます。

説明書では3.5までいくと、破損の原因となるので使用しないでくださいとのこと。バックニーが生じる人や痙性が強い人などはついつい強くしがちですので注意したいところです。

底屈制動の調整ですが、
底屈制動が強すぎるとヒールコンタクト後に底屈が生じず膝折れしていきます。

底屈制動が弱すぎると、ヒールコンタクト後に底屈し過ぎてしまい、膝過伸展していきます。

動作分析をする際は装具の問題で膝コントロールが不良になるのか、身体の問題なのか判断をしてください。

GSD調整をしても歩容の崩れが生じるなら身体の問題の可能性が高いかもしれません。

また、よく知られていないかも?ですが、ロッドキャップを変えることで初期背屈角度の調整が出来ます。

背屈角度は遊脚のクリアランスに影響にします。

背屈角度が強すぎると、ヒールコンタクト後に膝屈曲方向にいきます。

背屈角度が弱いと、ヒールコンタクト後に膝過伸展方向にいきます。

歩容チェックとして
ヒールコンタクト後に膝が屈曲してくるのなら、底屈制動力を弱めるor背屈角度を弱める等の調整をしてみてください。

ヒールコンタクト後に膝が過伸展してくるなら、底屈制動力を強めるor背屈角度を強める等の調整をしてください。

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