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補高の場所

補高も装具内に内にするか、装具の外に補高するかで意味が変わります。

SVA:Shank to Vertical Angle
床面に対する下腿の角度、下腿傾斜角

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補高がない状態であれば床面に対して下腿は垂直となり、足関節も0°となりますが。

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装具の外に補高すると床面に対して下腿は前傾しますが、足関節は0°です。

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装具の中に補高をすると床面に対して下腿は垂直となりますが、足関節は底屈位となります。

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これを考えると背屈制限がある患者さんには装具内に補高をする方が良さそうですね。

例えば背屈−5°の人に初期背屈角0°の装具を作ったら、装具内で踵が浮き上がり、前足部だけでの荷重になります。これではトラブルが起きますよね。

このような方は踵に少し補高をしておきながら採型をして下さい。

装具士さんに採型の時に伝えておいてくださいね。


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