退院後の装具使用率。何で使わなくなるのか。

退院後の装具使用率。何で使わなくなるのか。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspo/30/1/30_31/_pdf

装具を作製後、退院した患者さんに面接を行い退院後の使用率やしようするorしない理由などについて調査しています。

対象は在宅復帰をして歩行可能であった30名としています。

結果は
常時使用群は18名。非常時使用群は12名でした。これらの群で比較をしたところ家族指導の有無で有意差が見られています。

つまり、家族にしっかりと指導をしていると使用率が多く、指導をしていないと使用率が悪いという感じです。

なぜ使用しているか?の質問では「リハスタッフに指導をされたから。」という理由が一番多かったです。そのほかにも立ち上がりや立位保持が容易。変形の予防といった理由が多く。有意差が見られています。

使用しない理由としては「装着が面倒」「装具なしでも歩ける」といっと理由は有意差が見られています。

これから学ばないといけないことは、家族や本人にしっかりと装具について指導をしておく必要があるということだと思います。

それをしっかりとしないと、退院後使用しなくなり、宝の持ち腐れ、タンスの肥やしになってしまうかもしれません。

非常にシンプルな事ですが、説明にはしっかり時間をかけた方が良いでしょう。

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