在宅では装具が無くて困っている

在宅では装具がなくて困っている

本日、在宅の方が装具を借りに来ました。当院で入院していた方を訪問リハでフォローしているとの事でした。

しかし、装具がなくて困っているとの事で借りに来ました。

非常に残念だったのは

「入院中に作製して欲しかった。」との一言があった事です。

どのような理由があったかわかりませんが、当院で装具を作らなかったことで在宅で困っている人がいるわけです。

様々な条件があると思いますが、作るか作らないかのグレーゾーンでは装具を作製したほうが良いと思います。

理由はいくつかあります。

①在宅では装具が作りにくい
相談所での判定、型取り、受け取り、完成など患者さんと家族が外に出て作製手続きをしなければなりません。山梨では遠隔地から来なければならない人も多いです。

②退院後では時間がかかる
退院後では障害者総合支援法(身体障害者手帳)で作製をしなければならない事が多いです。手帳の申請には時間がかかりますし、手帳が届いてからも判定まで時間がかかります。その間に装具が無いことで機能低下を起こしてしまう可能性もあります。

①②を考えると入院中に医者、装具士さんがいる中で作製した方が圧倒的に楽だと思います。

退院してからの様子をイメージできない事が大きな原因かと思いますが、このような声は入院と在宅を繋げる声なので大切にしていかないといけないかと感じます。

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