回復期で制動力が弱いものを作ると退院後に作り直す必要がある?

回復期で制動力が弱いものを作ると退院後に作り直す必要がある?

久米亮一:脳卒中片麻痺者に対する治療用装具から更生 用装具への移行時に、装具構成要素の変更に影響を与える因子について より

回復期等で作製された治療用装具が更性用装具になった際にどうなるのかを調べた発表です。

制動力により、5段階に分類して経過を追っています。

結果は
制動力の弱い装具(ショートタイプや柔らかいSHB等)では多く方が制動力の強い装具に移行しなければならなかったとしています。

これはしっかり考えなければなりませんね。

回復期目線で考えてみると、回復して良くなって弱い装具になったとしても、退院後は弱い装具が負けてしまっていることになります。

弱い装具ではバックニーなど歩容の悪化に繋がりADL、QOLの低下になりかねません。

どうして退院後にこのようなことになってしまうのか考えなければなりませんが、回復期では弱すぎる装具の処方の気をつけなければなりませんね。

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