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東証一部への市場変更と「失敗を語ろう。」という本の出版について

本日、マネーフォワードは、東京証券取引所マザーズ市場から第一部へ市場変更いたしました。 

 改めてこれまで当社をご支援くださいましたユーザー様、取引先様、株主様をはじめ、全てのステークホルダーの皆様に厚く御礼申し上げます。
また、日々頑張ってくれているメンバーのみんなに改めて深く感謝感謝です。 本当にありがとうございます。 

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(▲コロナ禍で式典がないので、3年前のマザーズ上場の時の写真。笑)

一部上場企業は、わずか2,192社にすぎず(2021年5月末時点)、日本の企業数を273万社(「会社標本調査結果(平成30年度分)」より)として、わずか0.08%だそうです。

MissionとVisionの実現に向けて、引き続き「User Focus」のプロダクトを創り、届けていくということに変わりはありませんが、この市場変更を更なる追い風として、メンバー一丸となって「Fun(仕事を楽しむ)」の精神で取り組んでいきたいと思います。

失敗を語ろう

そして突然ですが、今回、日経BP社様にご縁をいただき、本を出版することになりました。
その名も「失敗を語ろう。」

我々マネーフォワードも、今年は創業時から考えると、10年目に突入しました。なんとか生き延びることができています。。。

僕たちがこうしてチャレンジを続けることができているのも、先をいく素晴らしい先輩起業家の方々が、惜しげもなく自分達の経験やノウハウを本として開示してくださり、学ぶことができたおかげだと思っています。
そういった恩を次の代にペイフォワードしていきたい。

そして、僕たちがこれまであまり表には出してこなかった、数々の失敗や想い・考えを、多くの方々に知って頂くことで、「これなら、自分にもできるかも」と思ってもらえるのではないか、様々な方のチャレンジを少しでも後押しさせていただくことができるのではないか、と思い、本の出版を決意しました。

振り返らない僕たちが、はじめて振り返った失敗の歴史

過去を振り返らず、前だけを見て走ってきた9年間。
昔のこともどんどん忘れていっています。。苦笑

このまま、過去のことを忘れるのも良くないなという思い、また、新たにジョインしてくれたメンバーの方々にも知ってもらいたいなという思いもあります。

誰も使ってくれないプロダクト作りから始まり、接続先からのアクセス拒否、仲間だと思っていた会社からの訴訟、サービス全停止の危機、仲間の離反、ユーザーからの大反発、数々の事業撤退などなど、あまりオープンにしたくない、書きたくないことも日経BPの敏腕編集者、中川ヒロミさん、宮本沙織さんに、「それだけだと面白くないです。読者のためにならないです。もっと踏み込んでください。」と半ば脅されながら(笑)、辛い過去を振り返りました。

またお二人に加えて、ライターの宮本恵理子さんのご協力なしには、この本は完成することはできませんでした。本当にありがとうございました。

チャレンジと失敗をこれからも続けよう

本を執筆すると、なんだか成功して上がってしまった人のように思われてしまうのではないかと、とてもとても危惧しているのですが、これは僕が恥をしのんで書いた失敗の話です。

僕たち、マネーフォワードのミッション「お金を前へ。人生をもっと前へ。」の取り組みはまだ始まったばかり。実現したい世界の1%もできていません。
マネーフォワードのみんなとともに、日々、プロダクト創りに取り組み、ユーザー様のお役に立ちたい。また、会計事務所様をはじめとする志を同じくするパートナーのみなさまとともに、社会を前進させていきたいと思っています。

失敗はチャレンジの証であり、これからの成功につながるためのラーニング。変化がこれだけ激しい時代において、チャレンジ、そして失敗に寛容な社会になることがこれからますます大事です。僕たちはこれからもチャレンジを続け、ラーニングを続ける挑戦者であり続けたいと思っています。

ということで、「失敗を語ろう」。よろしければ、読んでいただけましたら幸いです。

なお、この本に関わる印税は、コロナ禍で苦しむ子供たちを支援されている認定NPO法人フローレンス認定NPO法人カタリバをはじめとする団体に、ささやかですが全額寄付させていただきたいと思います。





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