福祉の仕事は最先端の仕事~ITに負けない時代の変革を起こす仕事として~
大企業を経て介護業界に飛び込んだわたしは、アカデミック(社会学・心理学・経済学・法学・政治学等)文献等から得た情報や日頃の経験を整理し、よりよい社会福祉を体系化していこうとしています。
消費者ニーズは変化している?
日本社会はご存じの通り、戦後荒野からの復興~GDP世界2位になり、ゆるやかな下降傾向が続いています。ドイツにもそろそろGDPで抜かれようとしているそうです。
日本の経済はかなり簡単に整理すると、
■ 戦後復興時期:「give me chocolate」的な適切な栄養摂取が課題
■ 高度経済成長期:カラーテレビ・自動車・クーラーの耐久消費財登場
■ 安定成長期:1974年度から1990年度まで実質経済成長率は平均で4.2%であった(Wikipedia引用)
■ バブル経済~バブル崩壊
■ 低成長期~現在
平成生まれの私は、昭和期の経済活動を肌感覚を持って理解していません。しかし、ものにあふれる現在より、物的欲求は高かったのではないかと推察します。
まず食べ物を確保したい→便利なものが欲しい→自己実現的欲求
※マズロー欲求段階説
という欲求の順序で経済発展していったのかなと。
現在は、栄養面ではおそらく必要な摂取カロリーは誰でも取れるようになってきた。(ビタミンや食物繊維、タンパク質などの健康維持の観点からすると適切に取れていない人もいると思いますが。それは嗜好性に影響する)
となると、やはり「自己実現」的欲求が強くなっているのだと考えます。
かなり成熟してきたいい時代です。
しかし、この自己実現は、「得られる人」と「そうでない人」が分かれてきてしまうとも感じます。
この自己実現は、自分が満たされる「自分自身の在り方や佇まい」だったり、「幸福感を感じる動作や思考」をしている状況だと思います。
つまり、「あ~今自分いい感じ」という状態を「理解し、そうあろう」としているかどうかが重要になると思うんです。
これをすべての人が、現在理解できているかというと微妙な気がします。♯肌感覚
この「自己実現」を手伝えるサービスが今後もっと需要が伸びると思っています。
福祉にも自己実現をサポートするサービス提供者を
福祉の仕事は、まさに自己実現をサポートする仕事だと思っています。
「その人がその人らしくいるためのお手伝い」
様々な差別問題が世の中にはあります。性差別や年齢差別、学歴差別、人種差別など
福祉はそのすべてを内包させ、その人がその人でよいと認め、その人らしい人生を送るためにできることを提供するサービスであってほしい。
もっというと、このような社会が求められているのだと思います。ダイバーシティ&インクルージョンってそういうことだと思います。
このムーブメントを起こせるのはどの企業や団体なのか?もう競争が始まってると思います。
介護現場からは以上です。
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