福祉現場の人材育成は他業界より、高度であると思う
大企業を経て介護業界に飛び込んだわたしは、アカデミック(社会学・心理学・経済学・法学・政治学等)文献・情報、日頃の経験を整理し体系化していこうとしています。
ただのつぶやきです。
もう少し福祉人材の「やりがい」を重要視したい
福祉の現場は、当然利用者様がいて、その方が自分で決定しよりよく生活するためのお手伝いをするということだと思います。
しかし、この現場の業務内容の定義付けは非常に「あいまい」です。
福祉現場未経験の人は、福祉の仕事を始めるとき、「利用者様の生活をよりよくするための仕事です。そのお手伝いをしてください」という指示が上長から言われたとしたら、
新人さんは、
「なにすればいいんですか?」
と100%なりますよね。
そのまま日常業務をこなすといっても、これはほぼ「放置プレイ」です。
わたしは、福祉の仕事は非常に「人間的」で「哲学的かつ科学的」な仕事だと思います。
「人間の尊厳性」「社会的公正」「社会的効果」を考え実践することが福祉の現場には要求されます。(参照:「社会福祉の思想と歴史」 著:朴光駿 発行所:ミネルヴァ書房)
福祉現場の教育について
サービスを受けるための知識は行政のパンフレットを見ればなんとなくわかります。
また、福祉の現場の仕事も、おむつ交換の方法やベッドから車いすへの移乗介助など、やっていれば「できるようになる」と思います。
しかし、その介助を受ける人は、介助をする人(介護士)のことをよく見ていると思います。
介助のスキルとともに福祉制度の背景知識を持っている人とそうでない人で顧客満足が圧倒的に変わるのだと思います。
まだまだ私の事業所は小さいですが、この点に力を入れられるような事業所を創っていきたいと思います。
介護現場からは以上です。
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