ラグビーを通じた大学選びその1

自分が高校生で大学でもラグビーを続けたい!どうやって選ぶ?

高校ラグビーも2年目の前半を終え、そろそろ進路の事考え始めなきゃな、大学でも体育会でラグビーやりたいな・・・という高校生に、こういう考え方もあるよっていうのを書いていきたいと思います。


その①卒業後どうなりたい?をイメージ

入る前から出口の話をするのもアレですが、物事を考える際に入り口と出口を同時に考えることは極めて大事です。大きく分けて

A)トップリーガーになりたい (ラグビーで身を立てたい) 

B) 優良な一般企業に就職したい

C) 教員になりたい/公務員になりたい(含む消防・警察)

あたりでしょうか。上記に加えて、在学中に大学選手権に出たい、優勝したい、1部リーグで試合したいなどの在学中の目標を当てはめると、自分が入りたい大学・入れる大学の候補が定まってくると思います。

トップリーガーになるには・・・・

競技力に自信があって、トップリーガーになりたい!!という場合、一般的に、トップリーグから声がかかるには、1部リーグ、最低でも2部リーグ上位チームにいて、大学3年生の春までにAチームの試合でプレータイムをもらって活躍する必要があります。(採用枠や選考時期の関係上、4年になってからでは遅いという事です。)ということは自分の実力を冷静に判断して、試合に出られる大学を選ぶことが絶対条件になります。明治や帝京など、選手層が極端に厚いチームはBCチームからでもトップリーガーが誕生しますが、これは例外的な事象であると言えるでしょう。しかし、試合に出られることを優先しすぎて、競技レベルの高くないチームを選ぶと、スカウトに見てもらいにくかったり、下部リーグに落ちてしまったりということも起きる。試合に出るには、仲間同士での競争があります。在籍している同じポジションの選手の競技力や実績、数をみて、競争が薄いところに行くのもアリ、あえて競争が激しいところに行って全員なぎ倒すのもアリ。どちらも良い面悪い面あるし、自分がどのレベルまで力を伸ばせるか、高校の監督やOBによく話を聞いて、決断するのが良いと思います。

優良な一般企業に就職したい

これは過去15年間ラグビーマガジンの卒業生就職先一覧を眺め続けた私が言うので間違いないですが、対抗戦A、リーグ戦1部、関西Aの3強リーグの中では、間違いなく早稲田と慶応が双璧です。財閥系商社、財閥系デベロッパー、大手メーカー、大手マスコミ、大手金融、大手損保etc・・・とにかく半端ないっす。しかし、ラグビーの競技力で早慶に進学してラグビーをやりたいと思っても、そうは問屋が卸しません。早稲田はスポーツ推薦が非常に少なく、慶応はAOだけで、スポーツ推薦は存在しません。つまり、勉強を相当頑張らないと早慶には入れないという事ですね。身もふたもないですが、ラグビーを頑張りつつ、しっかりと勉強しましょう。

教員になりたい/公務員になりたい(含む消防・警察)

現業系の公務員試験は体力という壁は既にラグビーのトレーニングで鍛えられているので、乗り越えられると思います。あとは、しっかり勉強すれば、どの大学でも合格の可能性はあると思います。教員になりたい場合は、しっかりと勉強や介護実習、教育実習などの両立が出来て、自分の希望する強化の免状が取れる学科がある大学を選びましょう。社会はとれるところ多いですけど、体育の免状などはある程度限られてくるので。

結論:勉強を怠ってはいけない

あの大学に行きたい、この大学に行きたいという希望がある程度固まってきた時、問題になるのは大学はスポーツ推薦か、学力で進むのかという事。ラグビーは早稲田の新人練のように、入部テストを課す大学もありますが、最初から100パーセント一般入学の門を閉ざすところはほとんどないはずです。なので、スポーツ推薦で行きたい大学から声がかからなくても、学力があれば希望する大学に入れます。また、評定平均を求める大学も多くあり、評定平均を高めておけば指定校推薦の道なども開けてくるので、とにかく中間期末の定期試験で出来る限り点を取っておくというのが非常に大事になってくるかと思います。身もふたもない結論ですけど、勉強あっての学生ですから・・・・

次回は、ラグビーに特化した大学選びに関してもう少し詳しく話したいと思います。

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