社の畜生。

 おぉ、ちょいちょい。


 フリック・クリックで早々に別のとこ開こうとしないで、聞いてくださいな今見てるお人?御仁?姉さん?兄さん?兄弟… まぁなんだっていいんですけどね、少しばかり見慣れた生まれ国の文字を目で走らせるだけじゃないですか。

 旦那、、、いや女将? 小さいことはおいておきましょっか。 たかが男か女かの、とんでもなく小さい事なんですから。

 まぁね,今日ついさっきお仕事と言う名の お勤めを終えて、まぁお勤めなんて言うと なんとなしにエッチな響きで書いてる今も 勃起し始めて綺麗なテントを設置し始めている 途中なのですけれど、 帰る前にね若く日の長い上司さんと事務所で 話をしていて、 まぁ、日が長いというのは勤続年数のお話で 世の中で言う所の年下上司という奴でありましてね 。

 私はいかんせん朝が飛びきり弱いものですから 明日の出勤のお時間をなんとなしに聞いてみたんです。するとその上司さん, さっきまでは饒舌だったのにも関わらず いきなり沈黙を片手に握り黙りこむ次第で、 少しずつ眉間に皺がよって宛ら"考える人"のように 悩み出したんです。

 その間僕の心臓は大動脈と大静脈をまるでバチがわりに、身体を能の太鼓に見立てて叩くように小刻みに鳴ってるんです。


 お?此処まで読んでくれてる、読めてるじゃないですか旦那、いいですね、そう言う所嫌いじゃないですよ。まぁ話した事もあるか定かではありませんがね。

 まぁ感想はさておき聞いてくださいな 。

 で、続きなんですがね 。その取り囲む沈黙に当てられて冷や汗が止まらないあたしは一回重苦しい事務所の重苦しい扉を開いて飲み物を二つ、まぁ冷たいのとあったかいコーヒーなんですがね、200円で買い落とし持っていくわけです。

 知識の浅はかなあたしは、雀の涙程の媚びを混ぜたたかが100円のコーヒーに薄い希望を見出して上司の前に出しました。 まぁ浅はかなのは日頃、駄弁ったり関わりがある方なら納得できたり、腑に落ちたりするとは思いますがね…………やめてください。腑に落とさないでください。

 まぁ願いは一つ"明日の出勤時間"です。 朝早くないようにっ、と小さい願いを浅はかな媚びに包んで出すわけです。 我ながら健気で上司思いの部下じゃないですか 其処に影を落とすのは仕事に対する 怠惰と下心ですがね。どんな感情でも抱くだけ立派じゃないですか。

 其処に思いやりのある言葉をそえるんです。

 「お疲れ様です!今日疲れましたよね!どうぞ」
 って、我ながら曇りも嘘もない、ついでに捻りもないわかりやすいお言葉を添えれたと思います。 そして二人でコーヒーを啜るわけです 。

もちろん甘い方は僕が飲むんですがね 。そして上司から返ってきたのは、 感謝の一言ではありません。 何かを考え抜いてスッキリしたような顔で言うんです。

「明日は、6時出勤で!」
「はいっ!わかりましたっ!」



明日帰りに上司の家に火を放ってやろうと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?