NAMI YOSHIDA

東洋医学修学歴3年。 東洋医学と身体の関係、特に「脳」との関連性について書いています。…

NAMI YOSHIDA

東洋医学修学歴3年。 東洋医学と身体の関係、特に「脳」との関連性について書いています。 https://www.instagram.com/

最近の記事

痛みがすぐ消える人と長引く人

鍼灸のみならず、接客業をしてきた私にとって、非常に共感できる記事を見つけたので残しておこうと書きました。 ~フェイシャルエステに勤めていた時~ エステサロンで働いていて、長年疑問に思っていたことがありました。 実際私自身、効果を感じ顧客からスタッフになった仕事だったので、とても楽しく仕事をしていました。 音波振動でお顔から首や肩回りを片方づつ施術しリンパの流れを促進、浮腫みを取りスッキリとした顔立ちに仕上げていきます。 仕上がり後はとてもスッキリし肩や首コリも楽にな

    • 脳の世界地図 (前頭葉偏)

      人間のあらゆる情動を司っている「脳」 脳には多くの役割がありますね。例えば、今私が座った姿勢を維持できているのも、コーヒーのカップが熱いと感じるのも、パソコンを打つ手が冷えると感じるのも 全てこの「脳」が感知し、指先や体幹に伝え感じられています。全てを司っている脳ですが、脳はエリア別に各役割がありそれぞれが正常に働いてはじめて鋭い「五感」を察知できます。 その「脳」の各エリアの機能や役割を世界地図に置き換え整理してみたいと思います。 大陸脳のエリアは大きく3つ。 大

      • 片頭痛と鍼

        近年女性を中心に悩ませている片頭痛。気圧や気候の変化、または月経前のホルモンバランスの問題から見られます。 一般で最も多い「緊張型頭痛」は頭痛は、筋肉の拘縮で起きますが。片頭痛の原因は血管の拡張です。 片頭痛とは片頭痛の痛みは、筋肉の拘縮によるしめつけられるような痛みではなく、最も特徴的なのは、拍動です。どくどく、ズキズキとした反復性の痛みがあり、ひどいと悪心、嘔吐、目がちかちかするなどの症状が現れます。 頭痛の70~80%は前述した「緊張型頭痛」で、残りの内、約8%が

        • 頭痛の位置で分かる身体のSOSサイン

          東洋医学の頭痛の捉え方において、痛みがどこに局在しているかで、体内の衰弱している部位を見極めています。 理解する上で、‘‘経絡経穴‘‘について軽く説明します。鍼灸学校に入るとまず始めに覚えるものとして代表的なものです。 経絡経穴とは循環・反応経路のこと東洋医学に「気血」という基本となる考え方がありますが、気血が通る「道」のことを「経絡」と言っています。‘‘気‘‘とは体内におけるエネルギー。‘‘血‘‘は血液のみならず体液を総称したものを指します。 経絡は全部で12あり、内

        痛みがすぐ消える人と長引く人

          頭痛の種類

          東洋医学の頭痛の捉え方をお話いたします。 まず本題に入る前に、いくつか理解しておく必要があります。 八綱弁証痛みが入り込んでいる位置、性質、原因となっているものと抵抗力のバランスを把握するため「表裏・寒熱・虚実・陰陽」の8つの基準を用います。 「八綱」(はっこう)といいますが これを元に診断していくことを「八綱弁証」といいます。 そして東洋医学の基本中の基本の捉え方 陰陽説物事を陰か陽かの2つに振り分ける考え方。例えば男は‘‘陽‘‘で女は‘‘陰‘‘です。太陽は‘‘

          頭痛の種類

          記憶力を低下させるタンパク質?

          先日発見したとある記事が興味深かったので解説。 記憶に重要な脳の領域「海馬」において、新しい神経細胞を生み出している「神経幹細胞」をターゲットとしてメナード化粧品さんが昨年発表した研究内容です。 記憶に重要な役割を果たす「海馬」海馬では、生涯を通して常に新しい神経細胞が生み出されています。 海馬は、大脳の奥深くに存在する尾状核、被殻からなる大脳基底核の外側を取り巻くようにある大脳辺縁系の一部です。 大脳辺縁系の大まかな役割は、本能・自律神経・感覚的思考・記憶を司ります

          記憶力を低下させるタンパク質?

          東洋医学で言う「脳」について

          分野が絞れてきたので、整理整頓のため書き始めました。 はりきゅう国家試験までおよそ1年弱ですが、勉強中心の生活になってから約2年。今まで鍼灸師の基礎学問である「解剖学」「生理学」、そしてこの2つの知識があってこそ成り立つ「東洋医学」そ学んできて興味のある分野が徐々に絞れてきました。 現在は「脳」の専門性を高めたいと思っています。 西洋医学でも東洋医学でも、「脳」は非常に重要な臓器ですよね。 腎臓が一個なくなっても生きていけるのに対し、脳はぶち抜かれれば終わり。 また

          東洋医学で言う「脳」について