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恨みのある親に「あの時は悲しかった」と伝えるべきかどうか

こんにちは
よっしーです

今回は、親に恨みがある場合、なんとかして「あの時は悲しかった」という自分の気持ちだけでも伝えて分かってもらうべきなのかどうか考えてみたいと思います。

伝えるべきかどうか

自分の気持ちを伝えないまま親が会話できなくなったり亡くなったりすると、一生後悔を残すことになる、というようなことをどこかで聞いたことがありますが、どうなのでしょうか。

感情的に「あの時の恨み、言ってわからせなきゃ気が済まん!」というのでは全くなく、今後の自分の人生に実害が発生するのかどうかという議論です。

調べても、科学的にこんな実害(例えば心筋梗塞になる可能性が高まるとか)が発生する可能性があるので、伝えたほうがよいというピンポイントな情報は出てきませんでした。

個人的な見解としては、よほどじっくり時間(10年とか20年)をかけて工夫をしつくしてようやく伝える、という覚悟がなければ、伝える必要はないのではないかと思います。
実害もないと思います。


伝えずに気が済む考え方

もしあなたが、ものすごい傷を負っていて、1日や2日では語りつくせないほどの恨みがある場合は、こんな記事でちょろっと伝えずに気が済む考え方などを書くのは失礼かもしれません。

ただ、僕は個人的にこんな考え方で気持ちが穏やかになってますよという個人の見解としてご覧いただければと思います。

1.すべての物事は自因自果と受け止める
これが最も根本的でありすべてなのですが、自因自果とはつまり自分に起きるすべての結果の原因は自分にあるということを真理だと思うレベルで受け止めるということです。
いきなり、「俺が毒親から受けた仕打ちは全部俺が原因だというのか!」と批判されてしまいそうですが、原因はすべて自分にあるということは言葉を変えれば、「自分で結果(運命)をコントロールできる」ということになります。
つまり、未来は自分次第ということです。

世の中にはどう見てもさすがに理不尽すぎる親子関係はあると思います。
虐待して殺してしまう親とか、もしかしたら犯罪のための捨て駒に自分のこどもを使うなんて親もいるかもしれません。
想像しうることはすべてありうると思った方がいいかもしれません。

僕なんかはそんなのと比べたら、けっこう自分の言動で親を怒らせてたなあと、思い返してみると自因自果を受け止めやすかったりしました。

今後の人生でも自因自果、未来の結果のすべては自分次第、という考えを中心にして生きていくとはずれはないでしょう。

2.自分の言動に不備は本当になかったか再確認する
これは1.と通ずるものですが、自分の言動を思い返してみるというものです。
僕なんかは、あーあれはまずかったなあと反省させられる点が多かったことに気づきます。
そりゃ怒るだろうし、こんなことされるだろうなと理解できるとけっこう落ち着けます。

3.相手の性格や人となりを理解する
これは2.とセットでやると強力だと思います。
つまり、「こんな相手」に「こんな言動」をとったらそりゃ「こんな結果」が起きるよな、と理解できると、かなり客観的に物事を見れて落ち着けると思います。

4.自分が子育てする立場になったら本当に理想の親になれるのか考える
毒親だーという不満はネット上なんかでもよく見かけますが、そういう自分は毒親と言われないちゃんとした子育てができるのか、と「自分が同じ立場になったらどうか」を考えることもとても大事です。
これを考えてみるとなかなかむやみに毒親だ、と非難できるものではないのではないでしょうか。

5.自分の幸せを見つける
結局、自分の人生ですから、自分の幸せが最も大事です。
もちろん他人なんてどうでもいいということを言いたいわけではありません。
ただし、1~4をせずに、ただ親を忘れようとしているだけだとやはり心もとないと思います。
ふと親の事を思い出しても、またはメッセージのやりとりくらいは、別に何の恨みもわきおこらずにできるくらいになっていた方がよいと思います。
僕の場合はさすがにいっしょに暮らすとなると、イライラが隠せなくなると思うのでそこまではしませんが、メッセージのやりとりくらいはなんなくできるようになりました。


このように、「あの時は悲しかった」と伝えることは、それにかかりっきりの人生になってしまうと思われますし、伝えなくても実害はないと思います。

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