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新卒入社後1年経たずに辞めた後輩君が教えてくれたこと

こんにちは。ヨッシーです。
今日は、時々思い出す愛すべき後輩君の話。
新卒さん、新卒さんを迎え入れた部署の方に、何か届くといいなぁ。
ちょっと長いですけど読んでいただけますか?

新卒・営業職として、支店に配属された後輩君は、背が高くてやせ型、緊張しつつも愛嬌のある笑顔で、少しフリースタイルな動きをしますが、年が近い先輩君たちにもすぐ慣れるだろうなぁという印象でした。

後輩君は年の離れたヨッシーにもやたら懐いてくれて^^、一緒によく笑い「ヨッシーさん、何か手伝うことないっすか」と声をかけてくれます。
私はかわいい後輩君ができたことを嬉しく思っていました。

しばらく経って、先輩君たちから不穏な話を聞かされます。
助手席で寝やがった。起こしてもまた寝る。
え、俺の時も寝てたよ。疲れてるのかなと思って黙ってたけど。
他、複数。

初めてのひとり暮らしだし、社会出て緊張してさ、疲れてるんじゃねーの。
ま、ちょっと許してやれよ。
そう援護してた上司の横でも寝ちゃった後輩君は、怒ると誰より怖い雷さまからお𠮟りを受けたのでした。

その後も、助手席でお菓子食った。ボロボロこぼしたままだったw他、自分たちとは何かが違う決定的な違和感を抱えた後輩君に、イライラがたまっている先輩君たち。
ちなみに先輩君たちは仲間思いの優しい人たちです。

「何か困ってることない?」ときいても、いつもの笑顔で「大丈夫っすよ」と答える後輩君は、お父さんの仕事の都合で、海外に住んでいたこともあるボン。
オープンでフリースタイルな個性は、そういった背景もあるんだと思っていました。
決して悪いこではありません。

その後、独り立ちして営業活動に出るようになったある日、後輩君は出張先で動けなくなりました。
急に具合が悪くなり、営業車から出られなくなったこの時から、後輩君は別人のように元気がなくなり、自分でもよくわからないつらさをこぼします。新卒入社後、1年経たず、後輩君は退職することになりました。

急に苦しくなった。ふるえて立っていられない。冷汗みたいなのが出る。
ストレスが蓄積され続け、自律神経が乱れてしまったと思われました。

いつも明るくしていたい、つらい自分を見せたくないとこぼした後輩君。
男性陣の前ではひょうひょうとしていたから、みんなは我慢していたことに気づかずにいました。
今回の件で、先輩君たちは自分たちとは違うタイプがいる(理解しにくい)ことを知ったのでした。

退職することが決まった後輩君は一気に元気になり、次は先輩が経営している会社で働くとのこと。
詳しい内容は忘れちゃったけど、海外のアパレル製品を宣伝して~云々言いながら、「これ、レアっすよ~ヨッシーさんにあげます!」とロゴが入ったTシャツをくれました。

後輩君は、結果的にこれでよかったんだと思います。
人それぞれ向き不向きがあって、合う環境、合わない環境がある。
壁を乗り越えるまであきらめない人もいるし、早々に進路変更する人もいる。

でも、体や心に異変が出ているのに、我慢し続けるのはやめたほうがいい。
いまだに根性論をかざす人がいるけど、そんなん聞いてはいかんのです。
しんどい時は原因から離れて、休んでもなんとしても元気が戻らない時は、別の方向へ進むサインだと、ヨッシーは思うのですよ。

調子が悪そうな人に対して、周りの人たちは気づかないふりをすることなく、ひとこと声をかけてあげてほしいです。
声をかけても、本人は(こんなこと言ってはいけない)と思って、「大丈夫です」と答えるでしょう。
それでも温かい気持ちで様子を見守って、サポートしてあげてほしいなぁと思います。

みんな元気で幸せな毎日でありますように。
読んで下さってありがとうございました。

ヨッシーより

別の後輩君のお話



❁プロフィール ヨッシー

国家資格キャリアコンサルタント
元消費財メーカー営業職。地域特性を活かした店舗ブランディングと地域密着型販売促進が得意。
多種多様なクライアントに伴走した経験を活かし、人のよいところを見つけ、個性をポジティブに活かすスタイル。
相談者の本音に寄り添い「ありたい自分」への変容をサポートしています。
HP https://yossy-presence.net/

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