遅刻の理由
無遅刻、無欠勤の人ってすご過ぎる。
時間と体調、リスク管理が完璧で、「んあぁぁ!寝坊した!」なんて考えられないんだろうなぁ。
朝、人助けに燃える後輩君
昔、困っている人を放っておけない後輩君がいました。
上司の信頼も厚く、後輩君の後輩からも慕われていた優しい人柄の持ち主です。
「困っているおばあちゃんを助けていた」
「自転車で転んだ人を救助していた」
等々、後輩君は様々な人助けをしていました。
後輩君には人助けしたい気持ちが燃え上がるバイオリズムがあるらしく、それは朝の通勤の時間帯に集中していました。
優しい後輩君ですから、私の重い荷物を代わりに運んでくれたり、普段から他の人を手伝うことは多々ありましたよ。
でも、ダントツにやたら朝の通勤の時間帯に、見ず知らずの人を助けまくっていたんです。
後輩君は営業車で通勤していたんですが、困っている人が目につくらしく、助ける時はもちろん営業車を停めてのレスキューモードですよ。
支店長とのルーティン
ある朝の後輩君
「すみません、支店長。困っているおばあちゃんを助けていて遅刻しました」
別の朝の後輩君
「すみません、支店長。自転車で転んだ人を救助していて遅刻しました」
またまた朝がきた
「すみません、支店長」
「またおばあちゃんか!」
「だって支店長!おばあちゃんが困っているの、見過ごすわけいかないじゃないっすか!」
「お前な」
「俺、そんなことできないっす!」
東北支店一同、こみ上げる笑いを我慢するのに必死ですよ。
震えがきます。
支店長の反応をうかがいながら、声を出して笑うタイミングを待ってます。
真面目な顔で正論を言い続ける後輩君、一度も「寝坊した」と認めたことはありませんでした(笑)
ここまでくると持ちネタですよ。
平和な朝の象徴
まぁ支店長も遅刻扱いにするつもりはなかったんです。
一応、部下の指導として毎回同じ問答を繰り返し、他の社員は爆笑するタイミングを震えて待っていました。
その後、後輩君の後輩君からも「またっすか」とツッコミが入るようになりましたが、「寝坊した」という言葉は出ませんでしたねぇ(笑)
ちなみにこの愛すべき後輩君は、以前書いた後輩君とは別の人です。
だいぶ昔の話ですが、私が大好きだった職場のエピソードでした。
ヨッシーより
昔、公共の交通機関に乗れなかった頃のお話
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?