旅行に1週間費やしたのもありますが、なかなか読み終わりません。
あと、論文試験の答案を書くための知識を特定・強調し、頭に入りやすくするために、どのようにノートを取るかということにも試行錯誤を続けていて、何度か最初から読み直したりもしています。
kindleの電子書籍で読んでいるのですが、マーカーを使うのも試しましたが、ごちゃごちゃして読み返すときに却って見にくくなるので、結局は本文の文章の流れをできるだけ生かしつつ、改行を増やしたり、番号を降ったり、結論と思しき部分にマークを付けるという手順に落ち着きました。
例えば、次のような文章があるとします。
ノートを取る目的は、論証に使えるような命題を特定、分類した上で、その理由も明記することです。
命題には大きく分けて、
定義・知識 - ※
判例の主張で妥当なもの - ▲
判例の主張で妥当ではないもの - △
著者の主張、または、通説・有力説 - ◎
妥当ではないが歴史的意義のある説や、自説の反対説として使えるもの - ○
の5つあるということに落ち着きました。また、理由には「・」を付し、上記1から5に至る論理の流れを可視化することにしました。
また、強調したい部分は【】で囲み、複数項目が挙げられている箇所は改行したり、箇条書きに書き換えたりもします。
すると、先に挙げた文章は次のようになります。
300ページ近くにわたってこの作業をしてきて思ったのは、理由→主張を表すための言語表現は、「~だから○○」意外にもいろいろあるんだなあということと、英語だったら普通に文章を書くだけでこういった構造は一目瞭然なのに、日本語って不便だなあ・・ということです。
とはいえ、法律のテキストは著者からして論理的構造を明確に意識して書いているので、ちゃんとそれを読み取ろうという意識さえあれば、何とかなるかな・・とも思いました。
ちなみに、試験対策講座を読んでいたときよりは、勉強時間が増えています。分からない箇所にあたることが少なくて、集中力が途切れにくいという利点があるようです。
(2)に続く