無題

箕輪さんの師匠?見城徹さんの「たった一人の熱狂」の感想

たった1人の熱狂
今日は

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たった一人の熱狂(見城徹さん)を紹介していきたいと思います。

見城徹さんとは?

現幻冬舎代表取締役社長
角川書店を辞めて、幻冬舎を設立

編集者として数々の名著を売ってきた。
実業家としても活躍している。箕輪厚介さんが憧れている人。憧れのあまり見城さんの本を作りたいと思い、出版社を超えて「たった一人の熱狂」が生まれた。

まあ、いわば超売れっ子編集者です。

「たった一人の熱狂」の内容

見出しにメッセージがあり、詳しい説明が3ページ続くという構成で全55メッセージが紹介されています。

そのメッセージ内容を中心に、印象的だった箇所を抜粋していきます。

結果が出ない努力に意味はない

見城さんの力技の努力の様子が描かれています。石原慎太郎さんと仕事をしたいと思ったら、「太陽の季節」と「処刑の部屋」を全文暗唱しています。この努力量は箕輪さんにも似ている部分ですね。

序盤は、no pain、とにかく苦しみ続けながら熱狂せよというメッセージが投げつけられています。

利益にこだわれ
相手視点を考えるならそれが最も大事で、そこに繋がる努力をすべきです。

自己検証、自己嫌悪、自己否定。この三つがない人間には進歩がない
一番簡単なのは自己検証で、寝る前の少しの時間でいいから
「自分では自らをこう思ってたけど、他者の目線だとどう見えるのかな?」と考える姿勢が大事です。

仕事に没頭している人は朝起きるのが早い
昼間は人と話してアイデアをスケールさせるが、自分と対話して0→1を自分の中から探し出すのは、1人でしかできなません。そのためには、一切連絡も来ない集中できる時間を作る必要があります。

毛沢東の革命の3原則
・若いこと
・貧しいこと
・無名なとこ
見城さんはここに、「無知なこと」を加えています。

知識をつけすぎると、新たな戦いの苦しさがはっきりと、次第に誇大に見えてきて挑戦を阻んでしまうからです。

自分が突き進む上で障害となる嫉妬は圧倒的成果でねじ伏せるまで努力を重ねる
が、成果を出したあとも仲間を確保するために常に謙虚な姿勢が大事です。

言葉を獲得しろ
言葉を非常に大切にしていて、思考を深めるツールと考えています。そのため、常に自分の考えを最適に表現する言葉を考え続けます。

癒着に染まれ
人脈は一朝一夕でできあがるが、癒着は決して一朝一夕では成立しない
互いに努力して掴んだキラーカードを切り合いながら成果を出す関係が癒着

感想を伝える
人間関係の最初の一歩です。どんな言葉も自分とは絶対違う視点で発見があるからです。さらに感想を送るスピードは、誠意とイコールになるので、早めに送ることを常に意識しています。

小さなことに真心を込めろ
「つまらなく地味な雑用でも自分の心がけ1つで黄金の仕事に変わる」という言葉もあります。
彼は先輩からコピーの仕事を積極的に請負いながら、余分にコピーを取って、勝手に朱を入れる練習をしていました。その経験が、後の編集力に生きているらしいです。

GNOは絶対死守
「義理」「人情」「恩返し」の頭文字を取ったものです。
これを軸にして生きていると損することもあるけど、素敵な人に囲まれるようになっていく。

自分で汗をかきなさい。手柄は人にあげなさい。そして、それを忘れなさいこれは見城さんの胸に刻ませている言葉で、器量は痩せ我慢によって生まれます。

後半は個人的にそこまで刺さる内容がなかったので、メモを抜粋します。
・スリランカは快適な街で、新興国である。
「騙されても騙すな」
社員の横領事件についても自業自得だと自らを抑えています。これはポリシーの問題ですが、騙されたことに対して騙し返してまで保身成功を得ることに彼は興味がありません。
・無名の人に重みを感じる
目立つのは一部の人間だが、その裏に多くの誠実に生きた人間がいる。そんな彼らの存在を忘れ、傲岸か人間になったら終わりだと考えています。
恋愛は豊かになった現代で唯一、相手意識を磨ける場で、これができないやうはビジネスもできないと言っています。これはすごい良い言葉で刺さりました。
・麻雀から、「自ら失敗をコントロールできる人間が勝つ」ことを学んでいます。勝因は多くの場合、次なる敗因へと直結するので、「負けるが勝ち」と達観することが大事です。

「たった一人の熱狂」の感想

熱がすごいです。

一言一言が生々しく荒々しいです。今の実業家たちの綺麗な言語化というよりは獣感あふれる言葉で人生観が表現されています。しかし表現の仕方は違えど、その人生観は今活躍している著名な方と似ていて、箕輪さんの行動なんてまさに見城さんとそっくりです。

見城さんは「自分の哲学」を解像度高く表現できていて、すげえとなりました。つまりは自分を知っていて、これは活躍している人の共通項のように感じます。

じゃあ、どうやって自分を知るか?という質問への答えはこの本から考えるに

たくさん作りにいく

ことな気がしました。

つまり、自分の中に小さくある興味を発端に、とにかく量行動して、その中で本物の自分の信念とか欲望を削り出していくことなのではないかと。

あと、これは蛇足になりますが、箕輪さんのこの本へのこだわりがすごかったので紹介します。

この本は箕輪さんが細部まで本当にこだわっていて
・行間を開けない
見城さんは過剰な性格だから行余りは許せないと考えたから。
・改行の切れ方が悪い(大見出し)
見城さんは主張がはっきり明快すぎて、ページに収まらないであろうことを表現したいから
・本は硬い
見城さんには柔らかい本が似合わないから

すごい、まさに神は細部に宿るです、、!

お読みいただきありがとうございました。