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「時短」を手放すと成功が手に入る(かも)

ゆっくり時間をかける。急ぐ心を手放した方が仕事も、投資もうまくいくときがある。

今日はそんな話をします。

時間は大切です。

ここ10年で家庭の三種の神器になりそうなロボット掃除機。これがあれば、毎日のお掃除が自動でできる。時短になる!と言われています。

また、これより前から売れている、食洗機。私の妻も愛用しています。自宅に帰ると、子供が寝た10時過ぎくらいから、食洗機が元気に動き出します。おかげで他の家事に時間が割けるとは、妻の口癖です。

時間に余裕ができた分、別のやりたいことに時間が割けるのは好ましいことですね。

時短は大切です。

ですが、ここ最近それとは相反する意見を聞く機会がありました。1人はオバマの賢人と呼ばれる投資家、ウォーレン・バフェット。もう1人は、私が務める会社の経営顧問です。

まずは、バフェットの話。投資をしている方ならバフェットの名前はご存知だと思います。個人投資家から少しずつ資産を増やし、今の資産は1,000億ドル超。多くの人が羨む資産を持ちながらも、普段の生活は変えず、好きなコカ・コーラを毎日飲む。そのライフスタイルに好感が持てます。

そんな彼の語録を目にする機会がありました。偉人の名言は百金に勝る、と思っている私ですので、気になるとすぐに語録をあさりたくなるのです。

バフェット語録を読んでいると、こんなフレーズに目が止まりました。

ゆっくりとお金持ちになることはじつにかんたんだ。しかし、すぐにお金持ちになるのは難しい

株式投資を始めたときには、「株を安く買い、高くなったらすぐに売る」その金額の差で利益を得ると単純に考えていました。

買って、売るスパンが半年、1年とはとても思えません。月曜日に買って、値段が上がれば、金曜日には手放す。そして週末ご機嫌になる。カレンダー程度の時間感覚で取引をしていました。

しかしバフェットの感覚は違います。短期的判断ではなく、優良株を何年も、何十年も所有すること。そうすれば、気づけば資産は増えている。長期的な視点で判断することをこの言葉から薦めているのです。

次にもうひとり。私の会社の顧問の話です。

先日、私が担当している支店の1つが閉鎖しました。管理コストや、今後の展望を踏まえて、業務を別の支店に集約することが決まったのです。

契約が終了になる勤務者から反対の声があがり、かなり揉めることになるだろう。面談の前には戦々恐々としていたものです。しかし、実際違いました。すでにその動きを察していたかのような理解を示してくれたのです。結果として、努めていた方は全員円満退社になりました。

なぜこうも上手くいったのか?

それは顧問の根回しでした。2年前から、将来会社がどんな動きをとるのか、現地で伝えてくれていたのだそうです。そのため、突然の通知でもなく、覚悟も十分にできていたというわけだったのです。

顧問にお礼の言葉を伝えました。お陰様で労務トラブル無く対応ができましたと。すると顧問はこう返してくれました。

一見大変な仕事でも、ゆ〜っくり時間をかければ、大したことないんですよ

2人の言葉から、時には「時短」という発想を手放してみる知恵を学びました。

時間もお金と同じ。使いどころが大切なようです。

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