ユーチューバーは茨の道

あーまた、タイトルに空が青いくらい当たり前のこと書いてしまった。
最近、ユーチューバーというのが、子どもたちの将来の憧れの職業らしいですね。やめとけやめとけ、しんどいだけや。大人たるワタクシはそう言いたいと思います。

私は映像系の仕事をしているのですが、ユーチューバーだけにはなりたくありません。

だって
「原作、脚本、監督、撮影、編集、出演:オレ」

「ほぼ毎日配信」
ですよ。わかりますか?

僕ら人類は、働く以外に「寝る」「ごはん」「風呂に入る」「トイレ」「ゲームする」「アニメ見る」「サーヴァントの育成」「趣味」と、仕事以外にこんなにもたくさんのことをやらなきゃいけないんですよ。週末には「部屋の掃除」「お布団とお洗濯物干す」もあるし、週に何回かは「ゴミを捨てる」もしなきゃいけないんですよ。

ユーチューバーって、おそろしくタフで、アイデアがめっちゃ湧いてきて、多彩な才能がなきゃできないんですよ。いや、多彩な才能があっても、それを実行する体力がなきゃできないんですよ(同じこと言ってますけど)。毎日サーヴァント育てるのでヒーヒー言っているようでは、とても務まらないんですよ。あと、大好きなアニメも漫画も、ゲームも、動画も、仕事にした途端、嫉妬の対象にしかならなくなりますよ。リスペクトもできるようになるけど、自分がスランプに陥った瞬間、自分を責める材料として、自分を包囲しだしますよ。人生で辛い時、逃げ場にしてきたあれやこれやが、自分を全力で攻撃しにかかりますよ。

受験でしんどい時にペルソナがなかったら。
仕事しんどい時にまどマギがなかったら…。
私はたぶんもたなかったと思う。
そんな「〇〇がなかったら、持たなかったと思う」を自分から全力で投棄する行為が「趣味を仕事にする」ってことなのです。

だから「だけど、動画を作っていないと気が狂いそうなんです」とか「動画を作れば作るほど、いいね!がついて、めちゃくちゃPV数が伸びて、なんつーかもう、もったいないんです!」という人でもない限り、本業にするのはやめたほうがいいと思います。

壁サークルの若者がアニメーターになったら雀の涙ほどの給料しか出なくて、あほみたいに働かされて「お前も経験積めば5年後くらいには手取り15万になるよ」って言われたりもするみたいだから、お金儲けがすでにできているのなら、ユーチューバーとかも茨じゃないですよね。

一方で、何も作ってないのに「ユーチューバーになって金持ちになる!」が夢だったら「金持ちになりたいなら金融系にいけ」「クリエーターになりたなら金は諦めろ」といいたいのです。

え?お前はどんな映像系なのか?って。いやいやいや、それは、それは、人様にお伝えできるような商売ではとてもないのですから。
ものを作る商売っていうのは、ものづくりが好きで好きでたまらないっていう人間以外には、しんどいものですよ。ものを作るのが好きで好きでたまらなくても、そればっかりやってたら、やっぱり「1ヶ月寝て、ゲームして、アニメ見て、のんびり暮らしたいなぁ」ってふと思うものですよ。ええ。ええ。あ、まあ私だけかもしれませんけどね。

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