就活での性別の壁ってホントにあるんだ

備忘録的に。すぐ忘れちゃうから。

最近、アルバイト探しをしている。正直、今本業では安定的に稼ぐ力がないからだ。アルバイトと言っても、ライティングとか、今の自分に近くて、大きな責任を伴わない職種に絞っている。(テレビ局関連の仕事もけっこうあったが、なまじっか実情を知ってる分、キツさが想像できてしまって応募できない…本当はそういうところから始めたほうがいいんだろうけども)

そうなると、知らない業界の門をたたくことになってしまった。ウェブサイトから応募するのだが、氏名年齢住所、そして性別の記入欄がある。知人のつてとかだと、キャリアは問われても性別を問われることはないので、面食らってしまった。

そして面接へ。キャリア重視での選考(当たり前か)なので、性別できられるということはなさそうだったが、念の為「私は、トランスジェンダー的な人なので…」と伝えておいた。未治療の状態なので、別に言わなくてもいいんだけど、予防線だ。
40歳前の既婚者ということで、「あなたのような世代の女性はどういうこと考えてるの?」とか「それはあなたが女性だからそう思うんじゃない?」とかいちいち女性を持ち出されたらたまったものじゃないし、職種が違う女に「女同士仲良くしましょうー」とか仕事の生産性のない話(「お子さんは?」とか)で馴れ馴れしくされるのも煩わしいからだ。

しかし、面接官から「そもそも配慮は何をすればいいんだろう?」「女性トイレがいいの?男性トイレがいいの?」「事前に告知したほうがいい?」と質問され、答えに窮してしまった。たしかに、対応する企業側からしたら難しい問題だろうと。

そして、今までの職種では、正直ほとんど気にせずすんでいたことがありがたかった。もちろん、面接など顔合わせの段階から説明することもないからなのだが、ネタに絡まなければ個人に興味を示されないことが多かった気がする。それはたぶん私にちゃんとキャリアがあってそれが認められる環境だったから、性別とか、どうでもよい扱いになっていたのだろう。

けれど、まったく知らない組織に飛び込むという、就職活動では、どうしても、性別は大事な要素とされているし、性別でその人のパーソナリティと立ち位置さえ、判断されてしまうのが現状なのだろう。

自分が当事者になって、初めて問題が見えるものだよな。でも、なんか文章に書いてみたら、心の中にあったときよりも、もやもや感が薄いな。うーん。

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