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今さら聞けない!?介護保険の使い方  最初の一歩をお伝えします。

介護保険は申請しないと使えません

これ、ケアマネや介護の仕事をしている人にとっては当たり前すぎて
一般の方があまりご存じないということがピンときません。

介護保険料は40歳から全国民から徴収されています。
65歳になれば自動的にお住まいの自治体から介護保険者証が自宅に送り届けられます。

でも、この介護保険証を持っているだけでは何の介護サービスも利用できないんです。

介護保険証をもって市役所かお近くの地域包括支援センターへ行きましょう!

さっそく地域包括支援センターって何?という質問が飛んできそうですが、
難しいことは分からなくても良いです。役所と民間の中間的な存在で介護の相談に乗ってくれるところという認識で大丈夫です。役所より近くにあればそちらを訪問することをお勧めします。

もちろん直接市役所や区役所に行ってもOKです。必ず身分証明できるものを持参して行きましょう。電話してから訪問するのも賢いやり方です。

必ず主治医が要ります!


たまーに、薬も一切飲んでいないし、普段は医者に掛かっていないという高齢者の方がおられます

主治医がいない方は、できれば大きな病院ではなく診療所やクリニックといった地元のお医者さんにかかって主治医の意見書を書いて欲しい旨を相談しましょう。

主治医がいる場合でも初めての場合は必ず事前に主治医の意見書を書いてほしい旨を事前に伝えておきましょう。

介護認定を受けて要支援1以上の認定が出ないと公的介護保険サービスは受けられない

介護度には要支援1,要支援2、要介護度1、要介護度2,要介護度3、要介護度4、要介護度5の7ランクがあります。(要介護度5が一番重度の要介護者です)

ちなみによくある勘違いで、要支援2と要介護度2を間違えてしまいます。
結構な違いで受けられるサービスの量も相当な差があります。気をつけましょう。

結果が出るまでに最短で一カ月はかかります

上述した地域包括支援センターなどで介護保険証を持参して介護保険利用のための申請をしても早くても一カ月近くかかります。

  • 認定調査員が対象者の元に訪問して認定調査をします

  • 主治医が意見書を市役所に提出し、医療情報を提供します

  • 認定審査会を市役所内で行い。要介護認定を行います

ざっくり言えば上記の流れで介護度は決まります。
認定調査では元気さをアピールする高齢者がいるので是非調査には立ち会ってあげましょう。

一度に多くのことを理解するのは難しいので、この記事ではこの辺で終わります

介護保険サービスを利用する際には必ず、担当のケアマネジャーを見つけないといけないという仕事が残っています。

けれどもまずは介護保険の申請をしておくことが一番重要です。

現在日常生活が完全に自立している方は申請をする必要はありませんし、しない方がいいです。しかし、一人で出歩くことが少なかったり、閉じこもってうつ傾向にある方であれば要支援1の認定が出る可能性はあります。

介護保険はあくまでも介護を要するかという視点で認定を出しますので、末期がんであっても現状生活は自立しているとか、ペースメーカーを入れているとか人工肛門をつけていても生活が自立していれば介護度には反映しないこともあります。

安くない介護保険料を皆さん、毎月支払っています。
必要になった際には遠慮なく介護保険を申請して使っていきましょう!!


久しぶりに記事らしい記事を書いたな…と自分でも思います。
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介護保険のことは知らないで当たり前です。だって使ったことがないんですから!知ってる人から聞くのが一番早くて楽ですよね~(^_-)-☆

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