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私たちはどこに向かっているのか。

外苑前のベローチェで本を読んでいる。

世界は存在しない。そして存在する。
私たちの意識は世界そのもの。
宇宙をも超える広大な空間。
5歳の時の世界20歳の時の世界。今の世界。
見ているもの。見れるもの。考えていること。
世界は常々変わっていき今も変わっている。
現実もない。
今のこの瞬間しかない。

カフェにはたくさんの人が入ってくる。
彼等はどこへ向かっているのか。
多分そんなことは考えてない。
何となく普通に幸せに行けていけたらいいなと漠然と思っているに違いない。
なぜなんだろうか。
安定した収入を得て何となく暮らして何となく幸せのどこに魅力があるのだろうか。
夢や目標を持たず生きているのは無意味な人生なのではないか、そう思う。

いつまでも子供のように夢を見る必要がある。
そうでなければ私たちは虚無の手に落ちてしまう。
そして冷たい今を淡々と生きる地獄の巣穴に入る。
地獄は地獄で中に入ったら意外に楽しい。みたいな感覚はあると思うけど。

そういえばそう。なぜ夢も目標もないのか。
それは貧しいからだ。
もちろん金銭的貧さはあると思う。
でもそれ以上に心が貧しいのだと思う。
インターネットに支配され、人と人との信頼や密度が空洞化されてしまった。
だから何故か孤独で繋がりたくなる。
あーこれがSNSの闇でハマる理由なのか。

またメールの時代こないかなぁと密かに思ってる。
メールはちゃんと言葉で返している気になるし、早く返さなくていい。1日に2〜3回程度で済ませたい。
ラインは嫌いだ。連絡はなるべく取りたくない。
そして遅いと優先順位が低いと相手が勘違いしたりする。レスポンスの速さが自分への価値とは思わないでほしい。これは僕のことではなく、そういった風潮があるよねという事。

こういったテクノロジーの進化と私たちはどのように付き合っていくべきなのかを各々がちゃんと考える必要がある。140字も読めない人が増えている。
もちろん僕が2500文字を書いても読めない人の方が多い。単に興味がないだけかもしれないが。
そして集中力がかなり削れていっている。
ドラマや映画でも開始10分の伏線をひろえず、今起きていることの意味がわからなかったりして????の状態で見たりすることが多いのでは?
それすらも気づかない人が多くなってきている印象。

この集中力の欠如こそエンタメの劣化を加速させてしまったように思える。
話はかなり脱線しましたが、僕が伝えたかったことは
人間本来の力を取り戻そうというような感じですが、一度便利なものを使うと元に戻すことは難しいので無理だとは思うけど。
意識していれば少しずつ改善していく可能性がある。
僕は期待したい。
特に自分に。

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