報連相をされる側の難しさ
報連相(ほうれんそう)ってかなりビジネスの世界では一般的になっている言葉ですよね。
報告・連絡・相談の略です。
昔はこれをするだけの立場でしたが、今は報連相を受ける立場にもなってて、いざ受ける立場として色々と難しさを感じています。
一番難しいのが、イライラを抑えながら話を聞くこと。
自分も昔そうだったとかいう事実は溢れ出る感情の起伏には何ら影響がなくて、結論をなかなか言わない報告を聞くとだんだんとイライラしてきます。
まだまだ未熟者ゆえ、アンガーマネジメントを使いこなせているとは言えず、突発的な怒りは抑制できてもじわじわこみ上げてくるイライラはなかなか抑えられないんですよね。
こればっかりは慣れなんでしょうが、やはり部下のスキルアップを促す方が精神衛生上良さそうです。
そう、どのように報連相のやり方を指導するのがいいのかが悩みで、これは非常に難しいなと思っています。
察しの良い子だったら、こちらが繰り返し質問している事が自分ができていない事なんだなとわかるので、自ずと改善してくるのですが、全員にそれは望めません。
▽
ちょっとこのあいだのエピソードを紹介します。
要領の悪い子は、毎回一番とっかかりの背景から説明しだします。
「いや、それ知ってるから」
と言っても説明をやめないんですよね。
「いや、だからそこまでは前回一緒に話した内容でしょ。それ以降の話を聞きたいんだけど。」
だんだん語気が強くなっていくことを自覚します。
だって、なかなか結論言わないんですもの。
結論から言って、後から根拠を話そうよ。
「で、まず結論から教えてよ」
「まず〜で、〜なのかなと思うんですが、・・・」
「思うんですが何?Aってこと?」
「それは〜でして〜」
「YESかNOで答えて!」
煮え切らない感じにイライラが募ります。
「いや、ですから〜でこうでこうで・・・」
「それ考えまとまってないように聞こえるけど。そもそも今俺にどうして欲しいの?考えがまとまったから報告しにきたの?それとも分かんなくなったから相談しに来たの?」
「相談だったら一緒に考えるし、どっちなの?」
「いや、結論は出てるんで報告しに来ました」
「じゃあその結論さっさと教えてよ!」
みたいな感じ。
ここ最近では珍しくちょっと語気が強くなってしまってあとで自己嫌悪したんですが、そもそもなんでこんなことで自己嫌悪しなければいけないんだとも思ったりもしつつ。
途中の説明に使った資料も誤記だらけなのも相まってかなりイライラさせられた案件でした。(そんな数字間違いだらけの資料で結論出たって言われてもね。。。)
▽
いやあ、本当に疲れます。
多分自分も過去には当時の上司を疲れさせてたんですが、だからと言って簡単には割り切れません。
「一応毎回、結論を確認して、その根拠としてこれとこれなわけね。」
データを見て、考えを確認して、みたいな報告しやすい順序で考えをまとめて話を聞いているんだけど、上述したように察しの良い子は次からできるんですができない子にはどう指導したら良いのかが悩みですね。
参考図書渡しても読まねえし。
根気強く指導するしかないんだろうなあ。
そもそもスタンスとして報告なのか相談なのか、くらいははっきりしてほしい。
というか、相談に来るようにもっと仕向けたいと思ってます。
いや、相談にはちょいちょい来ているんだが、それらをまとめて報告に来た時の説明がこれ以上もないくらい分かりにくいんだな。
難しいなあ、難しいよ。
これでも読んで実践してほしいなあ。
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