大麻の薬物あるいは医療、あるいは嗜好という側面から

大麻の薬物あるいは医療、あるいは嗜好という側面から

そこだけではないんだけれども、どうしても「使用罪」ってところがクローズアップされてしまうのでそこの部分についての基本情報と動きです。

◯ハームリダクションとは
定義
“ハームリダクション”とは、合法・違法に関わらず精神作用性のあるドラッグについて、必 ずしもその使用量は減ることがなくとも、その使用により生じる健康・社会・経済上の悪影響 を減少させることを主たる目的とする政策・プログラムとその実践である。ハームリダクショ ンは、ドラッグを使用する人、その家族、そしてそのコミュニティに対して有益なものとなる。
原則
ドラッグに対するハームリダクションのアプローチは、公衆衛生と人権への強いコミットメン トを基盤としている。
対象となるリスクとダメージ
ハームリダクションでは特定のリスクとダメージに焦点を当てアプローチしている。政治家、 政策立案者、コミュニティ、研究者、援助職者、そしてドラッグを使用する当事者は、次のこ とを見定める必要がある
 精神作用性のあるドラッグごとに、その使用に関連してどのような具体的なリスクやダメ
ージがあるのか?
 そうしたリスクやダメージの原因はなにか?
 そうしたリスクやダメージを軽減するためになにができるか? ハームリダクションは、そのリスクとダメージの原因に焦点を当てている。具体的なダメージ とその原因を明確にし、適切な介入を決断するためにはきちんとしたアセスメントとアクショ ンが必要となる。また、ドラッグを使用する人をより弱い立場へと位置づけてしまう特定要素

(たとえば、年齢、ジェンダー、受刑歴など)を考慮にいれ、具体的なリスクやダメージに対 応できるようにハームリダクションによる介入を調整することが必要である。
(「国際ハームリダクション協会の見解」より)https://www.hri.global/files/2016/04/06/What_Is_Harm_Reduction_JP_2015.pdf

「ハームリダクション(英語: harm reduction)とは、今日では、個人が、健康被害や危険をもたらす行動習慣(合法・違法を問わない)をただちにやめることができないとき、その行動にともなう害や危険をできるかぎり少なくすることを目的としてとられる、公衆衛生上の実践、方略、指針、政策を指すと医療関係者から捉えられることが多いものの、それは一面的であり、そもそもはオランダの薬物使用者らが、自分たちの健康と安全を維持するためにはじめた活動に由来する社会的実践である。そしてそれをエイズ時代に、オランダの地方自治体やオランダ以外の各国の公衆衛生担当者が採用することで、公衆衛生施策と知られるようになったものである。その中心的な観点は、薬物を使用する個人の人権の擁護である。公衆衛生はそれを支える方法として位置づけられる。」
(「Wikipedia」より)

↓亀石倫子さんら弁護士グループの立ち上げた署名活動↓

「厳罰化は誰も幸せにしない。薬物政策をハームリダクションへ転換を!大麻等の薬物取り締まり強化と『大麻使用罪』創設に反対します!」(Change.org)
https://www.change.org/p/%E5%A4%A7%E9%BA%BB%E4%BD%BF%E7%94%A8%E7%BD%AA-%E3%81%AE%E5%89%B5%E8%A8%AD%E3%81%AB%E5%8F%8D%E5%AF%BE%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99-%E5%8E%B3%E7%BD%B0%E5%8C%96%E3%81%8B%E3%82%89%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%AA%E3%83%80%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%81%B8-%E8%96%AC%E7%89%A9%E6%94%BF%E7%AD%96%E3%81%AE%E8%BB%A2%E6%8F%9B%E3%82%92

↓グリーンゾーンジャパンの見解

「大麻使用罪の創設に反対します」(greenzonejapan.com)
https://www.greenzonejapan.com/2021/01/18/no_punishment/?fbclid=IwAR0AQs_ducwWhdi5-wmKMqQAGH0hVd0mify7rCZ40OfBO7c2RYcl-PrdOO0


グリーンゾーンジャパン正高医師の見解

「大麻 使用罪反対」https://www.youtube.com/watch?v=4hKGAgoXQus

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