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bad guyを耳コピしてみて。

ビートメイクを始めてもうすぐ1ヶ月ですが、最近ビリーアイリッシュの曲「bad guy」のビートを耳コピしてみました。

Youtubeにて10億回再生されている、モンスター級のヒット曲です。

「ビートがシンプルだな」と思って1曲目の題材に選んだのですが、最終的に5〜6時間かかってしまいました。最後の曲調が変わるパートは除外しました。(Ableton Live 10 Liteにて作成)

僕がつくったビートはこちらから聴くことができます。

耳コピ勉強をはじめた理由

「耳が鍛えられそう」と「楽しそう」が理由です。

1月2日からビートメイクをはじめて、自分なりにBGMを作ったことも何度かあります。ただ、これは手持ちのスキルだけで制作しているのであって、もちろん勉強にもなるし楽しくもあるのですが、良い意味でも悪い意味でコンフォートゾーンに入りながらの作業になるのかなと。

"守破離"という言葉があるように、「プロがどうビートを作っているのか」を自分の手で打ち込んで勉強してみたい(守)と思いました。

コンフォートゾーンに入りながらの制作(楽しい)と、そこから一歩でた制作(少し難しい)を行ったり来たりするイメージです。

自分なりの耳コピルール

耳コピ勉強するにあたって、こういうルールを設定しました。

1. 調べるのは最終手段(耳を鍛えたい)
2. ボーカルはなし(ビートのみ)
3. 全ての音源ではなくできる範囲内で

「bad guy」については鳴っている音がそこまで多くなかったので、ボーカルを除いた音はほぼ耳コピできたかなと思います。

ただ、キーボード音については手探りで音を探して見つけたので、それが何のコードなのか?とかはわからないので、それは最後に調べたりしていました。

やってみた感想

何度も聴いてきた曲ではありますが、こうしてビートを自分の手で打ち込んでみると、「ここはこうなってるのか」という発見がたくさんありました。

Aメロ、Bメロ、サビ、Cメロ、大サビとかって構成があると思いますが、「bad guy」についても「Aメロはバスドラとベースだけだな」とか、「Bメロからスネアとハイハット入れてサビへ繋いでる」「サビで全部鳴らして、ベースを歪ませて、キーボード追加してるな」とかって確認してみたり。

あと曲を聴いてみると、途中でビートがなくなる(空白)部分があったりして、これがいいメリハリを生んでいたり。しかも、「空白にいくまでにハイハットはどこまで鳴ってるのか」とか、「バスドラとスネアでドーン!と鳴らして空白にしてる」とか発見がありました。

言ってしまえば、「bad guy」に込められているテクニックみたいなものを自分なりに吸収できたので、それをBGM制作に生かせそうだな、と勉強になりました。

あと耳コピできたときの達成感がやばい。「おおー!っぽいぞ!」と興奮します。笑

といってもほんの一部

それでも原音に近い音は作れないわけで、サビのベースの歪み方は違うし、原曲の迫力(ミキシングとか音圧?)もぜんぜん違うわけで。

さらにはここにビリーアイリッシュの歌声が楽器として加わり、途中に声を重ねて左右にパンして臨場感を出していたりとか、ぼくが耳コピした部分はほんの一部なんだなとも実感しました。

ビートメイク歴1ヶ月のぼくがプロの音質を実現できちゃったら、それもそれでおかしな話なわけで。こうやって耳コピしてみて、原曲との違いを聞き比べることで"音作り"の深さや難しさも感じました。

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